出版社内容情報
新型コロナ流行による大打撃以前から、消費税増税のために経済や福祉はボロボロ。ウイルスとの闘いのさなかでさえ、社会保障を切り下げる日本のドグマ。
内容説明
消費税増税で経済が急速に冷え込むさなか、新型コロナで私たちは痛めつけられた。そもそも消費税増税の理由は嘘ばかりで、社会保障は後退し続けているし、年金・医療・介護・子育てすべてにおいて、高負担低福祉状態にあり、疫病の流行で、その危機は一層深まった。いっぽう大企業の法人税や高額所得者への所得税は減税が強行される。日本の税制と社会保障はいまどうなっているのか。今後どうすれば建てなおすことができるか。
目次
序章 消費税10%と新型コロナの衝撃
第1章 消費税のいびつな仕組み
第2章 消費税と法人税・所得税
第3章 年金を問いなおす
第4章 医療を問いなおす
第5章 介護を問いなおす
第6章 子育て支援・保育無償化のゆくえ
終章 消費税と社会保障はどこに向かうのか
著者等紹介
伊藤周平[イトウシュウヘイ]
1960年山口県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。労働省(現厚生労働省)、社会保障研究所(現国立社会保障・人口問題研究所)、法政大学助教授、九州大学助教授、鹿児島大学法科大学院教授を経て、鹿児島大学法文学部教授。専門は社会保障法。著書には、『介護保険法と権利保障』(法律文化社、日本社会福祉学会学術賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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