ちくま新書<br> 渋沢栄一―日本のインフラを創った民間経済の巨人

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渋沢栄一―日本のインフラを創った民間経済の巨人

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073181
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0212

出版社内容情報

日本の基盤と民主化を創出した「民間」の巨人、渋沢の生涯とその思想の全貌に迫る決定版。東アジアの一国がどう時代を切り拓くかを熟考したリーダーの軌跡。

内容説明

「近代日本資本主義の父」とも称される実業家・渋沢栄一(一八四〇‐一九三一)は、日米・日中関係改善に尽力した「民間」外交家であり、さらには社会福祉、教育などにも深く関わった慈善事業家でもあった。本書は、論語・算盤・「民主化」という三つのキーワードをもとに、東アジアの伝統と文化の中で育まれた渋沢の精神を明らかにし、渋沢の構想した「英米資本主義」を超える日本発の新しいグローバル資本主義を考察しながら、稀有なリーダーの足跡を余すところなく踏襲する試みである。

目次

第1章 義憤と挫折を超えて
第2章 日本社会の基盤を整備する
第3章 合本主義とは何か
第4章 ヨーロッパ重視から米国重視へ
第5章 世界と日本の新たな姿を模索して
第6章 人生晩晴を貴ぶ

著者等紹介

木村昌人[キムラマサト]
1952年横浜生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士課程修了、法学博士。株式会社三井銀行勤務後、スタンフォード大学アジア太平洋研究センターおよびハーバード大学ライシャワー日本研究所各客員研究員、ミズーリ州立大学客員教授、文京学院大学教授、公益財団法人渋沢栄一記念財団研究部部長および研究主幹を経て、関西大学客員教授、神田外語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Emkay

13
自伝や伝記では言及が不足していると感じた、経済人としての渋沢の実績の話を客観的にまとめた本を期待して手にとったが、望外の面白さ。明治、日清戦争、大正、第一次大戦、日米関係悪化、とえてして政治と軍部を主語にしか描かれない時代を、渋沢を始めとする経済界の視点から切り取った歴史書として読み応え十分だった。日本初のバンカーとも言われる渋沢だが、官でできると考えられていた公益事業を、多数の民間人を巻き込むことで実現する手段が銀行と合本主義だったという印象を持った。2021/11/29

Gamemaker_K

10
百万円札の肖像画にしてもいいくらいの方ですね。明治時代になり、ありとあらゆることを近代化なり世界標準に乗せるなりしないとならない中で多くの役割を担うことになってしまった、んだろうか。なんとなく手が回りきらなかったのではないかなとも思った。・・・この方も収入に見合った支出を原則とするとしている。もう一回生き返って今の日本の面倒を見てほしい。2025/01/19

ジュンジュン

10
「雨水を集め川の流れにして田畑に水を灌ぐ」ように、日本資本主義を育てた渋沢栄一。渋沢を特別にしているのは、起業家に道徳を求め、公益を追求したところ。ところが、肝心の”公益”の中身がよくわからなかった。まるで論語のいう”仁”のように曖昧模糊としている感じ。2021/09/11

パンダ女

5
色んな人が出てきてよく分からなかったぞ!もう少し分かりやすく書いてくれ!とりあえず、銀行やら株式取引やらの基礎を作り多数の企業を経営したすごい人ということだけ理解した。渋沢は合本主義者→公益を追求するという使命や目的を達成するのに最も適した人材と資本を集め事業を推進させるという考え 士農工商という身分制度では経済発展は成しえない。2020/10/03

Tomozuki Kibe

3
新一万円の人くらい説明できないと、と紐解く。幕末には海外にわたり晩年には関東震災後の復興計画に動く活動期間の長さ。この人、自分の肩書を全部言えたのか?と思う八面六臂ぶり。幼少のころ学んだ「論語」儒学と富農≒富商の家で育った経済感覚「算盤」を楕円の中心にして「合本主義」「公益」のために生きた90年。幕末から昭和まで生きたわけだが、ぞの前半生と後半生はやや違う(190pが転機)日露戦争に対して批判論から賛成論に移る過程・存命中に「紙幣」の顔になったこと、その辺本人はどう考えていたのか説明が欲しかった。2021/02/18

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