出版社内容情報
新しい技術の開発は、ずっと現場で行われてきた。豊富な事例をもとに、日本のものづくりの比較優位を支えてきた競争力とはどういうものか、その本質を捉え直す。
内容説明
IoT、AI、インダストリー4.0―。官主導で次々に仕掛けられる潮流に飲み込まれた日本の産業界は、重要なものを見落としている。それは、日本企業の技術開発が現場で行われてきたものであり、リーダーが計画できるものではないということだ。では、真に競争力のある企業が持っている「現場力」とはなんなのか。ドイツやタイ、そして日本のものづくりの現場を歩き、従来の完成品メーカー/下請けの関係を超えて地方発の新たな取引関係を打ち立てつつある、日本企業の強さの秘密に迫る。
目次
第1章 経営の品質を決めるものは何か
第2章 すべてのものはインターネットにつながらない―ものづくりのプラットフォーマー・ドイツ・日本
第3章 競争優位の分水嶺―日本のものづくりの強みとは
第4章 タイと日本―技術観とものづくり思想の相違
第5章 バーチャル・エンジニアリング世代の台頭―見えてきた差別化創出のカギ
第6章 競争優位の源泉に迫る
終章 ものづくりの取引関係の再編期
著者等紹介
光山博敏[ミツヤマヒロトシ]
1970年生まれ。公立鳥取環境大学経営学部准教授。立命館大学MOT大学院テクノロジー・マネジメント研究科博士後期課程修了。博士(技術経営)。信州大学グローバル教育推進センターを経て現職
中沢孝夫[ナカザワタカオ]
1944年生まれ。高校卒業後、郵便局勤務を経て45歳で立教大学法学部入学。その後、兵庫県立大学教授などを歴任。博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
Go Extreme