出版社内容情報
「上下関係」「努力信仰」「気持ち主義」……多くの日本人を無意識に縛る価値観はどこから来るのか。学校や会社に浸透した『論語』の教えを手掛かりに、その淵源を探る。
内容説明
理不尽な上下関係や努力信仰が幅をきかせ、抑圧的な組織の論理がまかり通る日本社会―。われわれの多くに刷り込まれたこのような常識や行動様式はどこから来るのでしょうか。江戸時代以降、中国の古典『論語』は、日本人の無意識の価値観のもととなってきました。本書では、『論語』や儒教のものの考え方を丁寧によみとき、さまざまな国際比較研究の知見と照らし合わせることで、わたしたち自身を無自覚のうちに縛るものの正体を解き明かします。己を知り、より自由に生きるための、現代人必須の教養書です。
目次
1 『論語』の価値観(『論語』と孔子の教えについて;江戸時代の秩序と『論語』 ほか)
2 学校ではどうなっているのか(結果が出ないのは努力不足―学校で無意識に何を教わっているのか1;集団指導―学校で無意識に何を教わっているのか2 ほか)
3 会社ではどうなっているのか(旗が立っていない会社と個人;秩序維持と進歩と)
4 『論語』的価値観をうまく扱うために(日本人はホンネのはけ口を求めている;手段としての「論語と算盤」)
著者等紹介
守屋淳[モリヤアツシ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。現在は、作家として『孫子』『論語』『韓非子』『老子』『荘子』などの中国古典や、渋沢栄一など近代の実業家についての著作を刊行するかたわら、グロービス経営大学院アルムナイスクールにおいて教鞭をとる。2018年4~9月トロント大学倫理研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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だい
makio37
sakanarui2
たくみくた
Masatoshi Oyu