出版社内容情報
天皇とは、皇室とは何か。象徴制と世襲制から解きほぐし、安定的に維持するにはどうすべきか、制度の基礎を国民目線から解説する。議論の出発点となる決定版。
内容説明
平成から令和へ、譲位によって皇位は途切れることなく継承された。そうした中、安定的な皇室制度維持のための課題―皇位継承問題は残されたままになっている。本書では、根本にある象徴制・世襲制を解きほぐし、主体となる天皇・国民・政府の位置づけを整理したうえで、課題を解決するための議論の基礎を確認する。制度の基本的な仕組みと内容を、第一人者が体系的に解説する決定版入門書。
目次
序章 皇室制度の根本にあるもの
第1章 天皇はどのような地位にあるのか
第2章 天皇はどのような行為をおこなうのか
第3章 皇族とはどのような存在か
第4章 皇位はどのように継承されるのか
終章 制度の安定のために
附録 一人一人が考えるために
著者等紹介
園部逸夫[ソノベイツオ]
1929年生まれ。京都大学法学部卒業。同大学法学部助手、助教授、ミシガン大学・コロンビア大学客員研究員を経て、法学博士(京都大学)。東京地方裁判所判事、東京高等裁判所判事、前橋地方裁判所判事、最高裁判所調査官等を歴任。その後筑波大学社会科学系教授、同大学第一学群長、成蹊大学法学部教授を経て、最高裁判所判事に。1999年に定年退官。外務省参与。叙勲、勲一等瑞宝章。2005年皇室典範に関する有識者会議座長代理、2012年内閣官房参与を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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