ちくま新書<br> 人間のトリセツ―人工知能への手紙

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人間のトリセツ―人工知能への手紙

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072726
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0204

出版社内容情報

命は守ってほしい。暮らしを楽にしてほしい。でも、人工知能がしてはいけないことがある。黎明期からのAI開発研究者が贈る、全AI、全人類へ向けての手引書。

内容説明

人工知能がどう進もうとも、人類の存在価値は揺るがない。黎明期から37年にわたり研究開発に携わってきた著者が今こそ断言する、AIと人間の臨界。「人工知能に何をさせないか」―将来読書をするであろうAIに向けて綴られたこの手紙は、AIとの共存が大前提の未来を生きる私たちへの、AIのトリセツ・自身の脳のトリセツの最終回答でもある。

目次

第1章 人生は完璧である必要がない(千本目のバラ;ドラマ以前のドラマがあるはず ほか)
第2章 人工知能がけっして手に入れられないもの(世界初の日本語対話型AI;好奇心が抑えきれない ほか)
第3章 人工知能にもジェンダー問題がある(男女の対話は目的が違う;違うのは脳のチューニング ほか)
第4章 人工知能への4つの質問(時代の亀裂;人間に残される、最後の仕事 ほか)

著者等紹介

黒川伊保子[クロカワイホコ]
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリにて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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molysk

38
将来の人工知能へ向けた、人工知能の研究者である筆者からの手紙。人工知能が全知全能になる時代に、人間とは何か。そして、人工知能にはけっしてできないこと。人間は失敗から学ぶからこそ素晴らしい。人工知能が示す差しさわりのない解は、成長の芽を摘みかねない。人間が言葉を発する時に感じる刺激と、その言葉との間のつながり。そういった命に触れる場所は、人工知能は理解できない。人工知能は人類の英知を吸収して、人に寄り添うが、自らが幸せになることはできない。人工知能が人類の究極のパートナーとなることが、筆者の願いなのだろう。2020/03/08

inami

32
◉読書 ★3.5 大学で物理学を専攻、素粒子の研究をしていたが、ある日「宇宙創生の謎を解いても、ご飯が食べられない」ということに気付き、あわてて就職、富士通で長きにわたりAIの開発をしていたという経歴には少々驚き。自閉症スペクトラム症の黒川氏、脳の感性モデルとして「男性=ゴール指向問題解決型、女性=プロセス指向共感型」を発見。今、人類が論じるべきなのはきっと、AIに何をさせるか、ではなく、AIに何をさせないかであり、幸せになることこそが、人類に残される最後の仕事になるかもしれないと説く・・興味深い意見だ。2020/01/27

kum

29
人に寄り添うAIを作るには、人の感性を研究し尽くさなければいけない、と著者は言う。ただ賢くて完璧で効率的なAIが良いわけではなく、失敗もキズもそのことによる心の痛みもあってこその「感性」。それをAIにもわかるモデルにすることが著者の研究だそう。一般的に男女脳の違いと言われる「共感型」「問題解決型」の2つの感性モデルは、AIと絡めた話になるとあらためて興味深い。人間の仕事の多くがAIに取って代わられるという話ばかりが多い中で、新たな視点でAIと人間の機能の違いを理解できた気がした。2020/06/21

B.J.

20
🔵帯の写真に惹かれて、購入してしまった。こういう動機も必要かも・・他の著書も読んでみたい2020/04/18

Artemis

17
失敗させないと、脳は学習しない、完璧を求めず面白がるのが人生の醍醐味だし、清く正しく優秀に生きてきた人には心の痛みがわからない。失敗し、傷つけて傷ついた痛みを知ることが豊かな人生になる。 なので、失敗を防ぐための早期学習は、失敗から学ぶ貴重な機会を奪ってしまう。効率化はいらない。夢中になれるものがあれば、役に立つとか考えず、本気で取り組んでみたらいい。それが人生を楽しむということ!2023/03/05

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