ちくま新書<br> 大学改革の迷走

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ちくま新書
大学改革の迷走

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  • サイズ 新書判/ページ数 478p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072634
  • NDC分類 377.21
  • Cコード C0237

出版社内容情報

シラバス、PDCA、KPI……。大学改革にまつわる政策は理不尽、理解不能なものばかり。なぜそういった改革案が続くのか? その複雑な構造をひもとく。

内容説明

「大学は危機に瀕している」。何十年も前からそう叫ばれつづけてきたが、いまでも、様々な立場から大学を変えるための施策がなされたり、意見が交わされたりしている。では、大学の何が本当に問題なのか?八〇年以降の改革案から遡り、それらの理不尽、不可解な政策がなぜまかりとおったのか、そして大学側はなぜそれを受け入れたのかを詳細に分析する。改革が進まないのは、文部科学省、大学関係者だけのせいではない。大学改革を阻む真の「悪者」の姿に迫る。

目次

序章 大学解体から大学改革の解体へ
第1章 Syllabusとシラバスのあいだ―和風シラバスの呪縛
第2章 PDCAとPdCaのあいだ―和製マネジメント・サイクルの幻想
第3章 学校は会社じゃないんだよ!―残念な破滅的誤解から創造的誤解へ
第4章 面従腹背と過剰同調の大学現場―実質化と形骸化のミスマネジメント・サイクル
第5章 失敗と失政から何を学ぶべきか?―大学院拡充政策の破綻と「無責任の体系」
第6章 英雄・悪漢・馬鹿―改革劇のドラマツルギー(作劇術)を越えて
第7章 エビデンス、エビデンス、エビデンス…―「大人の事情」を越えて

著者等紹介

佐藤郁哉[サトウイクヤ]
1955年宮城県生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。東北大学大学院博士課程中退(心理学専攻)後、1986年シカゴ大学大学院修了(Ph.D.)(社会学専攻)。一橋大学大学院商学研究科教授、プリンストン大学客員研究員、オックスフォード大学ニッサン現代日本研究所客員研究員などを経て、同志社大学商学部教授。専攻は、社会調査方法論、組織社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

85
2009年に四年制大学への進学率は50%を越えた由ですが、それで日本の大学教育は成功裡に推移していると言う声は聞こえてきません。現在こそ前代の蓄積でノーベル賞受賞相次いでいますが、現在の研究環境に目を転ずればじり貧状況にあることへの危惧は当の受賞者達が会見インタビューで表明されることが恒例となっています。何故、そんな事態に陥ったか、そしてそれが一向に改善されないのは何故か。大学人として現場において「改革」の波に晒されて来た著者が、その滑稽さ悲惨さとその原因についてレポートします。(1/5)2020/07/04

佐島楓

65
明らかに学生が主体となっていない大学「教育」。政府や文科省の役人にも責任はあるけれど、この際大学の教員自体ももうちょっと「教育」ができる体制にしたほうが良いのではないか。補助金で右往左往させられている実態は早急にどうにかしてほしい。種々の問題のしわ寄せはすべて学生に来る。2019/11/10

trazom

41
大学の教育・研究の課題を論じるのかと思いきや、本書は、文科省主導の大学改革の意思決定論への批判が中心だ。シラバスごっこ、PDCAごっこなど、小手先の「小道具」ばかりで「慢性改革病」に苦しむ大学の姿がある。政策は、EBPM(Evidence-Based Policy Making)たるべきなのに、都合の良いデータだけで正当化するPBEM(Policy-Based Evidence Making)になっているのは、最近の政治の常道である。私には、この迷走の真の被害者である学生たちの沈黙が、歯痒くてならない!2019/12/24

きいち

23
凄みを感じた暴走族参与観察、そして頼りになる質的データ分析の教科書。その社会学者が、現場で抱き、多様な研究者たちと共にリサーチした大学改革の問題点を述べる。そのうえで、失敗責任の追及と本来の形でのエビデンスに基づいた政策立案を提案する。◇自己目的化したPDCA、選択と集中…つまりは経営ごっこ。確かにイケてない。でも、それが生まれるのも、大学への予算削減のため。つまりひっくり返さなければいけないのは、大学への投資を「私たち」が支持していない状況だ。◇この議論はそれに役立つか?味方増やすことを優先すべきでは?2020/08/15

モリータ

18
2005学部入学、2017博士修了、2014年から非常勤だった私にとって、シラバスの変化は実感を持って思い出せる。その他の迷走ぶりも大学の端っこにいて伝わってくる。しかし、シラバスが教員と学生との内的契約文書だとして、「和風シラバス」についてコピペ多発の統一フォーマット(&紙出力)の馬鹿らしさとか、作成時期が早すぎるといった批判はわかるのだが、それすらなかった時代よりも圧倒的にマシな体制ではないのか?「学生はシラバスを読まない」という筆者まわりのエピソードはエビデンスたりえているのか?など、疑問は残る。2020/01/04

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