ちくま新書<br> 習近平の中国経済―富強と効率と公正のトリレンマ

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ちくま新書
習近平の中国経済―富強と効率と公正のトリレンマ

  • 石原 享一【著】
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  • 筑摩書房(2019/08発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072481
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C0233

内容説明

改革開放の開始から四〇年。いま中国経済は重大な転機を迎えている。アメリカとの貿易戦争と成長の鈍化。習近平や李克強の指導する現政権下では、富強と効率と公正という三つの原理のトリレンマにより、改革が踏み惑っている。今後、中国はさらに飛躍を遂げ、国民統合と社会の安定が進むのか、それとも各種の社会経済的矛盾が激化して社会の混乱や政情不安をもたらすのか。長年にわたって中国経済を見つめてきた著者が、矛盾に満ちた経済発展史と今後進むべき道筋を解説する。

目次

第1章 改革開放四〇年の経済と社会―転換期の構造矛盾
第2章 逡巡する中国の制度改革―富強と効率と公正のトリレンマ
第3章 食品安全と企業文化―市場経済の規範を確立することができるか
第4章 農村改革と農村土地政策―「三農問題」にどう向き合うか
第5章 新疆ウイグル自治区の経済構造―国家と市場と民族共生のトリレンマ
第6章 中国の対外経済戦略と日米中関係―日本にアジア・ビジョンはあるか

著者等紹介

石原享一[イシハラキョウイチ]
1949年鳥取県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。1982年からアジア経済研究所に勤務。その間、在中国日本大使館、香港大学、カリフォルニア大学バークリー校の研究員。1996年から神戸大学大学院教授。2013年から北海商科大学大学院教授。アジア経済研究所名誉研究員。神戸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

28
タイトルは「現代中国経済」で良かったのではないだろうか。現代の中国の経済を具体例を交えながら解説する。元々国土面積や人口など、ポテンシャルの高い国が成長過程に入れば、それこそ世界経済に多大な影響を与えるのは必至だったわけで、そのあたりを冷静に分析している。特に日本の「嫌中」に釘を刺しつつ中国の問題点を指摘するバランスは知中家ならでは。食品問題も詳述。ただ、環境問題の現状などはちょっと物足りなかった。日本もアジアを見据えた日中関係を構築するべきという提言には同感。日本の立ち位置を真剣に考えるべき時だと思う。2019/09/18

sakadonohito

6
前提としての昔の話がどうしても多くなってしまって現在から未来への話は少なかった。中国の表の面しか見てないように感じた。コロナ前に出た本なので仕方ないのかも。著者は反原発、太陽光発電推進派のようだ。中国とより連携してほしいそうだ。著者は原発には負の面を、太陽光には正の面しか見てないように感じた。2025/06/28

Hatann

5
中国では国家富強・市場効率・社会公平の3つの原理がトリレンマの関係にあって積極的な変革への動力を欠くと説明する。しかし、トリレンマの関係にあることは中国特有ではないし、党の支配の正統性を維持するためには、これ以上は格差を放置できず、現体制派・既得権益派という立場は取りえないだろう。データのアップデートが大雑把なので、変化の速い中国社会を素描するものとしては少しツライ。新彊地域の政策・経済状況について整理して説明されることは有難い。中国の国家情報法に加え、米国の盗聴法を併記するところにバランスを感じる。2019/09/05

中島直人

4
(図書館)習近平とタイトルにあるが、ほぼ存在感なし。どちらかというと中国寄りの、当たり障りのない見解が、気弱に語られているだけとの印象。2023/04/19

iMas

3
タイトルから現在の中国経済を勉強出来るかと思ったいたら、改革解放時代から現代までの中国経済の方針、構造の変遷の説明が結構多い内容でした。それはそれで勉強にはなります。 現在の経済については、新疆地区などの少数民族と漢民族との経済格差について、結構ページを割いていて、その問題点には考えさせられました。2019/10/18

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