内容説明
多くの人が将来不安におびえ、貧しさすらも努力不足と切り捨てられる現代日本。人を雑に扱うことに慣れきったこの社会を、身近なところから少しずつ変革していくのがソーシャルワーカーだ。暮らしの「困りごと」と向き合い、人びとの権利を守る上で、何が問題となっているのか。そもそもソーシャルワークとは何か。未来へ向けてどうすればいいのか。ソーシャルワークの第一人者たちと研究者が結集し、「不安解消への処方箋」を提示した入魂の書!
目次
第1章 ソーシャルワーカー―悲惨に立ちむかい、身近な社会を動かす人たち(平成という時代の見えかた;40代、50代を直撃した経済の衰退 ほか)
第2章 ソーシャルワークの原点とは?―課題を乗り越えるために(「パーソナリティの発達」のために必要なもの;「解消」と「解放」の相違点 ほか)
第3章 ソーシャルワーカーはなぜひとつになれないのか(分断されたふたつの資格;新しい国家資格化の動き ほか)
第4章 ソーシャルワーカーはどこに立ち、どこに居場所を作るのか(ソーシャルワーカーはどこにいるのか?;履きちがえられた「目的」 ほか)
最終章 ソーシャルワーカーが歴史をつくる(歴史の潮目;移民政策に転じてもきびしい現実 ほか)
著者等紹介
井手英策[イデエイサク]
1972年生まれ。現在、慶應義塾大学経済学部教授。財政社会学を専攻
柏木一惠[カシワギカズエ]
1953年生まれ。76年、浅香山病院医療福祉士相談室に入職。精神保健福祉士。精神保健参与員。現在、日本精神保健福祉士協会会長、堺市自立支援協議会会長を務める
加藤忠相[カトウタダスケ]
1974年生まれ。2001年、株式会社あおいけを設立し、グループホーム、デイサービス事業を開始。07年より小規模多機能型居宅介護を開始。現在、あおいけあ代表取締役
中島康晴[ナカシマヤスハル]
1973年生まれ。NPO法人地域の絆・社会福祉法人地域の空の理事長。日本社会福祉士会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
アキ
けんとまん1007
Hammer.w
もぐもぐ