内容説明
私たちは、毎日、いろいろな野菜や果物、穀物を食べています。本書では季節ごとの旬の食材植物から、驚きの新品種、香りの効能、認知症予防まで「食べる植物」について「すごい」「おもしろい」「ふしぎ」と感じる「おいしい話題」を豊富に紹介します。植物たちのかしこさ、生きるためのしくみの巧みさ、私たちの健康にもたらす効能など、食材植物たちがもつ楽しい資質を、ラジオなどでおなじみの植物博士が、平明にやさしく解説する一冊です。
目次
第1章 夏に話題の植物
第2章 秋に話題の植物
第3章 冬に話題の植物
第4章 春に話題の植物
第5章 おコメの戦国時代
第6章 新品種で話題の植物たち
第7章 香りが話題の植物
第8章 認知症を予防する植物たち
おわりに―キノコの話題
著者等紹介
田中修[タナカオサム]
1947年京都府生まれ。京都大学農学部大学院博士課程修了。米国スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理工学部教授などを経て、同大特別客員教授。農学博士。専門は植物生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
100
身近な野菜や果物、米や植物ではないがキノコのことなどにつぃてわかりやすく書かれている。みかんは中性脂肪やγーGTPの値を下げてくれることやキウイはゼラチンと一緒にしても固まらないが寒天なら固まる、種無しビワがあること(食べてみたいが高いそうだ)他知らなかったことが次々と出てくる。とにかくわかりやすいのでおすすめ本。図書館本だけど手元にほしい。2019/12/01
佐島楓
72
食べられる植物(野菜、果物、おコメ)をメインとした楽しい話題いっぱいの作品。四季に食べられる旬の植物から、認知症予防の効果が期待されるものまで幅広い。個人的には、ピーナッツの皮がなぜパリパリなのかがわかってよかった。植物にはそれぞれ「生き方」(身の処し方)があり、無駄なく生育していることもよく理解できた。人間の品種改良の欲望は、限りがないことも。2019/08/09
Inzaghico
6
酒飲みとして意を強くしたのは、ビールを飲んでいればアルツハイマー型認知症が予防できる可能性がある、という研究成果が発表されたこと。東京大学、学習院大学、キリンの共同研究で、ビールの苦味成分が予防に役立つことがわかったそうだ。では何杯飲めばいいのか、ということまでは発表してくれなかったらしい。残念(苦笑)。赤ワインにも同様の効果が認められている。頑張って飲まないと。2019/10/13
niz001
3
興味深いネタもあるものの、話がクドイ。2019/08/06
ふろんた
2
★★★★★2020/03/13