ちくま新書 シリーズケアを考える<br> 薬物依存症―シリーズ ケアを考える

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ちくま新書 シリーズケアを考える
薬物依存症―シリーズ ケアを考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071729
  • NDC分類 493.155
  • Cコード C0247

出版社内容情報

様々な先入観をもたれている「薬物依存症」。第一人者が、誤解をとき、よりよい治療法や医療・社会のあるべき姿を探り、提示する。さまざまな先入観をもって語られてきた「薬物依存症」。第一人者が、その誤解をとき、よりよい治療を探究し、提示。医療や社会のあるべき姿をも考察する一冊。

松本 俊彦[マツモト トシヒコ]
著・文・その他

内容説明

「意志が弱い」「怖い」「快楽主義者」「反社会的組織の人」…薬物依存症は、そういったステレオタイプな先入観とともに報道され、語られてきた。しかし、そのイメージは事実なのだろうか?本書は、薬物依存症にまつわる様々な誤解をとき、その真実に迫る。薬物問題は「ダメ。ゼッタイ。」や自己責任論では解決にならない。痛みを抱え孤立した「人」に向き合い、つながる機会を提供する治療・支援こそが必要なのだ。医療、そして社会はどのようにあるべきか?薬物依存症を通して探求し、提示する。

目次

第1部 「薬物」と「依存症」(薬物依存症とはどのような病気なのか;いま問題になっている薬物)
第2部 よりよい治療・回復支援を求めて(刑罰や規制で薬物問題が解決できるのか;薬物依存症からの回復―自助グループが発見したもの;精神科医療に求められるもの ほか)
第3部 孤立させない社会へ(人はなぜ薬物依存症になるのか;安心して「やめられない」といえる社会を目指して)

著者等紹介

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長兼薬物依存症治療センターセンター長。1993年、佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院精神科助手などを経て、2004年に国立精神・神経センター(現国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所司法精神医学研究部室長に就任。以後、同研究所自殺予防総合対策センター副センター長などを歴任し、2015年より現職。日本アルコール・アディクション医学会理事、日本精神科救急学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

67
薬物依存症治療の第一人者が、「意志が弱い」「快楽主義者」「反社会的組織の人」など世に蔓延する誤解を解き、医療や社会のあるべき姿を考察した新書。薬物問題は、「ダメ。ゼッタイ。」や自己責任論では解決にならない。痛みを抱え孤立した「人」に向き合い、つながる機会を提供する治療・支援こそが必要だ、と。表紙に<依存症とは、単に「人に依存できない」病なのではなく、安心して「人に依存できない」病である/薬物依存症からの回復支援において、彼らに様々な機会を捉えてつながりを提供し、社会を孤立させない支援が必要>と。同感だ。⇒2022/08/26

ちゅんさん

50
薬物依存症から回復するには罰や辱めではなく治療や支援などの人とのつながりが大事。そして重要なのは、その人が薬物から"どんなダメージを受けたか"ではなく、"どんな恩恵をもたらしてくれたか"で治療や援助はその代わりになる健康的で安全な“心の松葉杖”を探し出し提供すること。読みやすい文章で自分とは縁遠いと思っていた薬物を身近に感じて読むことができた。とてもいい本、多くの人に読んでほしい。2021/07/23

ころこ

49
薬物を違法薬物だけでなく市販薬のオーバードーズ、アルコール、タバコ、コーヒーと拡張されると、だんだん普通の人の日常との差が無くなってくる。習慣化によって多くを処理する人間の能力の負の部分が薬物依存症だからだろう。女性の覚醒剤治療で注意することに、一時的に体重が増加して治療を止めてしまうということがある。ダイエット目的で覚醒剤を使う人がいて、ダイエット自体が依存と習慣化の倒錯の中にあることを考えると、薬物依存は我々と無関係とは思われなくなる。治療において重要なのは、やはり治療の継続性だという。従来の監視と処2023/12/21

ばんだねいっぺい

39
 治療の貯金のきかない今日、何したか?がすべてである薬物依存を断ち切ったままにするためには、人とのつながりが、必要なのに、理解する前に風評被害が横行して、孤立の病が加速してしまうんだと勉強になった。つながりを求めて、つながりを失い、再生するためには、つながりが必要ということなんだなぁ。2019/05/13

奥澤啓

36
薬物依存症に関しての高度な入門書。著者は依存症治療を専門とする精神科医。かつて精神科医は依存症全般に匙を投げた。しかし断酒会やダルクなどの自助グループが成果を挙げていく。精神科医、看護士などや依存症に苦しむ当人や家族とのつながりが回復を支える。それを進める社会システムの構築が必要になる。著名人の薬物事件報道など無意味であり消費情報にすぎない。著者は荻上チキ氏と「薬物報道ガイドライン」を公表した。その後、放送の在り方に変化の兆しが生まれつつあるという。私自身アルコール依存であり自力で抜け出した経験がある。2018/10/17

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