出版社内容情報
様々な先入観をもたれている「薬物依存症」。第一人者が、誤解をとき、よりよい治療法や医療・社会のあるべき姿を探り、提示する。さまざまな先入観をもって語られてきた「薬物依存症」。第一人者が、その誤解をとき、よりよい治療を探究し、提示。医療や社会のあるべき姿をも考察する一冊。
松本 俊彦[マツモト トシヒコ]
著・文・その他
内容説明
「意志が弱い」「怖い」「快楽主義者」「反社会的組織の人」…薬物依存症は、そういったステレオタイプな先入観とともに報道され、語られてきた。しかし、そのイメージは事実なのだろうか?本書は、薬物依存症にまつわる様々な誤解をとき、その真実に迫る。薬物問題は「ダメ。ゼッタイ。」や自己責任論では解決にならない。痛みを抱え孤立した「人」に向き合い、つながる機会を提供する治療・支援こそが必要なのだ。医療、そして社会はどのようにあるべきか?薬物依存症を通して探求し、提示する。
目次
第1部 「薬物」と「依存症」(薬物依存症とはどのような病気なのか;いま問題になっている薬物)
第2部 よりよい治療・回復支援を求めて(刑罰や規制で薬物問題が解決できるのか;薬物依存症からの回復―自助グループが発見したもの;精神科医療に求められるもの ほか)
第3部 孤立させない社会へ(人はなぜ薬物依存症になるのか;安心して「やめられない」といえる社会を目指して)
著者等紹介
松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長兼薬物依存症治療センターセンター長。1993年、佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院精神科助手などを経て、2004年に国立精神・神経センター(現国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所司法精神医学研究部室長に就任。以後、同研究所自殺予防総合対策センター副センター長などを歴任し、2015年より現職。日本アルコール・アディクション医学会理事、日本精神科救急学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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