ちくま新書<br> 神道入門―民俗伝承学から日本文化を読む

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神道入門―民俗伝承学から日本文化を読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071224
  • NDC分類 172
  • Cコード C0214

出版社内容情報

古代の神祇祭祀に仏教・陰陽道など多様な霊験信仰を混淆し、国家神道を経て今日の形に至るまで。中核をなす伝承文化と変遷を解く。

新谷 尚紀[シンタニ タカノリ]
著・文・その他

内容説明

日本の神道とは何なのか。それは、いくつもの信仰が、繰り返し「上書き保存されたもの」と捉えることができる。古代天皇の神祇祭祀に、仏教や儒教・陰陽道等が流入、さらに幽界霊界の存在への信仰が加わって、混沌としたまま全てを含みこむ形で展開。そのため、日本の神道は複雑に見えるのだ。本書では、その後、さらに天皇崇拝を中心とする近代の国家神道を経て、現代の宗教法人神社本庁が統括する神社神道へと至る変遷全体を追う。伝承分析の手法によって上書き保存の履歴を解明しつつ、変わることなく伝承されてきた神道の中核部分をあらわにする。

目次

第1章 日本書紀の「神道」
第2章 古代神道―古代国家と古代天皇
第3章 神身離脱と三宝帰依
第4章 中世神道―混沌と創造
第5章 近世神道―学問と世俗
第6章 近代立憲国家の近代神道
第7章 現代社会の神社神道

著者等紹介

新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948年広島県生まれ。現在、國學院大学文学部および大学院教授。国立歴史民俗博物館名誉教授・国立総合研究大学院大学名誉教授。社会学博士(慶應義塾大学)。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーブル

12
時折柳田や折口の名前が登場する程度で、期待するほどには民俗学的視点での考察は少ない。新書の分量ではそれは仕方がないのだろう。古代から現代までの神道の歴史を俎上に上げるだけでも、語らねばならない出来事は多々あり、削ぎ落し終わる前に巻末が訪れる。現代までの流れを読むことができただけでも参考になったと言える。かくのごとく神道は、その時々の日本のあり方と密接に絡み合いながら変遷を続けてきた。その道は一本ではなく、大河の支流のように枝分かれを繰り返す。仏教が入り込み、儒教が侵入し、また分かれ、支流は時に行き止まる。2023/01/21

mstr_kk

9
民俗学の研究者が、神道の歴史を書いた本です。特に前半は、民俗学的な記述になっています。中世史の専門家が書いた『「神道」の虚像と実像』を読んだ直後でしたが、アプローチがまったく違っていて、そういう意味では勉強になりました。ただ、いまいち焦点がつかみづらくて、僕のような素人にとってはわかりやすい本とはいえません。2022/01/03

うえ

8
国家神道という言葉が公式文書に初めて出てくるのは昭和20年12月GHQの神道指令。StateShintoという語を採用したのはCIEのバンスであり、バンスが用いたのは、加藤玄智の神道論に学んだ米国の神道研究者ホルムトの神道論だと考えられるという。しかしその神道指令の中には「国家神道という神社神道は同じであるという文言」がある。「国家と神社神道との分離を命じたのが神道指令」だったはずで、分離されたが結びついたものであるという「理解の余地をいまも残している」という。これは仏教改革者・加藤の思想解釈の問題だろう2019/04/17

HaruNuevo

6
よく言えば柔軟な、しかし実態は芯の無いグニャっとした入れ物。時代を通じて明確かつ継続性のある定義付けが難しいというかできない宗教の亜種、というのが本書を読んだところでの自分にとっての神道 もう少し明治期以降の神道についての記述が多かったら良かったかなと思うけど、宗教としての神道を語ることが目的であるなら、統治ツールに過ぎなかった国家神道は、領域外だったというところか2021/03/06

シノウ

6
民族伝承から生まれたものを、古代政権をとった支配層の人間が体系化して神話とする。 その神話の神々も、仏教の伝来とともに仏門に入ってみた神、仏が神の姿を借りているなど様々な解釈がされていく。 宗教には教祖・教義・戒律の三要素があるが、日本の神道は曖昧でぼんやりとしている。 国家神道へと変節し、明治期以降の中央集権や力の暴走を引き起こす。 日本人において神とは絶対ではなく変化してしまうものなのだろう。2020/07/15

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