出版社内容情報
外交取材のエキスパートが読み解く世界史ゲームのいま。「歴史」の和解と打算、機略縦横の駆け引き……。戦略的リアリズムとは何か。
鈴木 美勝[スズキ ヨシカツ]
内容説明
日本を取り巻く外交の“戦略環境”は劇的に変化した。対外膨張を志向する中国の台頭、疲弊しながらもなおグローバル・パワーとして期待される米国の焦燥、世界最大の民主国家インドの野望、ロシアの策謀、EUにおける移民の流入や英国の離脱…。地殻変動の中、日本の外交はこれまでどう変化してきて、これからどこへ向かうのか。キーマンたちのインサイド情報を基に、日本の“戦略的リアリズム”を解剖する!
目次
吉田と岸の“戦略的リアリズム”
戦略的猶予期間―冷戦終結後の外交風景
戦略構想「自由と繁栄の弧」
地球儀を俯瞰する外交
海洋戦略「安倍ダイヤモンド構想」
外交と安全保障と靖国参拝
アメリカの歴史認識と日本外交
中韓の歴史認識と日本外交
戦略的リアリズムの真贋―対露外交
戦後日本外交の課題と超克の苦悩―オバマからトランプへ
“戦略的リアリズム”と「時間の支配」
著者等紹介
鈴木美勝[スズキヨシカツ]
時事通信解説委員。茨城県生まれ。早大政経学部卒業後、時事通信社に入社。政治部に配属。自民党(宏池会、田中派、河本派)、社会党、共産党、防衛庁、外務省を担当、ワシントン特派員として日米関係、安全保障問題、米大統領選をカバー、政局から外交安保まで幅広く取材した。首相官邸キャップ、政治部次長、ニューヨーク総局長(米国時事社長)、解説副委員長などを経て専門誌「外交」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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