出版社内容情報
自ら住み込み、100人以上の関係者にインタビューし「一時保護所」の現状と課題解決策を探る。若き社会起業家による、未来への提言。
慎 泰俊[シン・テジュン]
内容説明
児童相談所併設の一時保護所は、虐待を受けた子どもや家庭内で問題を起こした子どもらが一時的に保護される施設。経験者の声は「あそこは地獄」、「安心できた」と二つに分かれる。社会起業家である著者自ら一〇カ所の一時保護所を訪問、二つに住み込み、子供たち、親、職員ら一〇〇人以上のインタビューを実施。一時保護所の現状と課題点を浮かび上がらせ、どのように改善したらよいのか、一方的でない解決の方向性を探る。
目次
序章 「一時保護所」とは、どういう場所なのか
第1章 「一時保護所」で、子どもたちはどう過ごしているか(子どもたちの一日;保護所間格差は、なぜ起きているのか)
第2章 子どもたちの生活環境―様々な証言から(職員と、そこで生きる子どもたちのギャップ;一時保護所の運営を規定するもの;ルールを破ったら、どうなるのか)
第3章 児童相談所と一時保護の現状(「むしろ、かかわらないでほしい」という意味;なぜ、子どもたちは一時保護所にやってきたのか;一時保護決定後、保護所での生活が始まる;一時保護委託の拡大がカギ;児童相談所は、どうあるべきなのか;増加する貧困と虐待;激務に明け暮れる児童相談所)
第4章 よりよい子ども支援のために(行政ができることは何か;民間の人間にできることもある)
著者等紹介
慎泰俊[シンテジュン]
1981年東京生まれ。朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。モルガン・スタンレー・キャピタルとユニゾン・キャピタルを経て、五常・アンド・カンパニーを創業、途上国の貧困層に小規模の金融サービス(マイクロファイナンス)を提供する信用組合を各国で経営している。仕事の傍ら、2007年にNPO法人Living in Peaceを設立し、日本初の「マイクロファイナンス・ファンド」を企画するとともに、国内で社会的養護下の子どもの支援をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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