出版社内容情報
かつては革新的な商品を生み続けていた日本の科学産業はなぜダメになったのか。シャープの例や日本政府のベンチャー育成制度の失敗を検証。復活への方策を探る。
山口 栄一[ヤマグチ エイイチ]
内容説明
かつて「科学立国」として世界を牽引した日本の科学とハイテク産業の凋落が著しい。経済の停滞にとどまらず、原発事故のような社会への大打撃を招きかねないイノベーションの喪失。その原因は企業の基礎研究軽視のみならず、政策的失敗にもあったことをベンチャー支援策に成功した米国との比較から解明する。さらに科学の発見からイノベーションが生まれる原理を明らかにし、日本の科学復興に向けた具体的な処方箋を示す。科学と社会を有機的に結びつける“国家再生の設計図”。
目次
序章 沈みゆく日本を救え
第1章 シャープの危機はなぜ起きたのか
第2章 なぜ米国は成功し、日本は失敗したか
第3章 イノベーションはいかにして生まれるか
第4章 科学と社会を共鳴させる
第5章 イノベーションを生む社会システム
著者等紹介
山口栄一[ヤマグチエイイチ]
1955年福岡市生まれ。イノベーション理論・物性物理学。京都大学大学院思修館教授。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院理学系研究科物理学専攻修士修了、理学博士(東京大学)。NTT基礎研究所主幹研究員、フランスIMRA Europe招聘研究員、21世紀政策研究所研究主幹、同志社大学教授、英国ケンブリッジ大学クレアホール客員フェローなどを経て、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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