出版社内容情報
世界は愚か者であふれている。なぜ私たちは不合理な行動をつづけるのか? 経済学、心理学、脳科学などの最新知見から、矛盾にみちた人間のココロを解明する。
依田 高典[イダ タカノリ]
内容説明
人間は矛盾に満ちています。ときには理性的に、利己的にふるまう一方で、ときには感情的に、利他的にもふるまいます。なぜ賢いはずの人間が、愚にもつかない失敗をするのでしょうか?そのメカニズムを知るために必要なのは、自明視されてきた人間の合理性を疑い、気分や空気に流されがちなココロの声に耳を傾けることです。本書は、ココロの深奥に迫ろうとする経済学の新しい潮流を一望し、心理学、脳科学などの知見を援用しながら、謎に満ちた人間の不思議を解明します。
目次
第1章 経済学の中のココロ
第2章 躍る行動経済学
第3章 モラルサイエンスの系譜
第4章 利他性の経済学
第5章 不確実性と想定外の経済学
第6章 進化と神経の経済学
第7章 行動変容とナッジの経済学
著者等紹介
依田高典[イダタカノリ]
1965年、新潟県生まれ。1989年、京都大学経済学部卒業。1995年、同大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。その間、イリノイ大学、ケンブリッジ大学、カリフォルニア大学客員研究員を歴任。専門は応用経済学。情報通信経済学、行動健康経済学の研究を経て、現在はフィールド実験経済学とビッグデータ経済学の融合に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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