ちくま新書<br> 文化立国論―日本のソフトパワーの底力

個数:
電子版価格
¥770
  • 電子版あり

ちくま新書
文化立国論―日本のソフトパワーの底力

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月26日 08時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068514
  • NDC分類 709.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

グローバル化の時代、いま日本が復活するカギは「文化」にある! 外国と日本を比較しつつ、他にはない日本独特の伝統と活力を融合させるための方法を伝授する

内容説明

人口減少、経済停滞を迎える日本。そういったなか、復活のカギをにぎるのは「文化」である。すでにヨーロッパでは、国家規模で文化芸術の推進に取り組んでおり、その成果は様々なところに散見される。また、日本でも地域に根差した文化による地方再生が実践されている。そういった現状を分析しつつ、人間国宝といった形のない伝統や、世界遺産に登録されるような景観を活かすだけではなく、私たちの身近にある小さな文化に注目し、そこから日本人がよりよく生きていくための姿を探る。

目次

第1章 グローバル化の中の文化(グローバル化によって多様な文化の存在が明らかに;世界遺産の誕生とその成果 ほか)
第2章 日本文化とはなにか(恵まれた土地を持つ日本;穏やかな国だから文化財がいまも残る ほか)
第3章 日本の文化政策(日本はどうすれば伝統文化を残せるのか;文化庁ではどのようにして文化財を保護しているか ほか)
第4章 外国の文化政策(外国では文化をどのように支えているのか;文化の先進国フランスの事例 ほか)
第5章 「文化立国」実現のために(暮らしに自然と根付くもの;身をゆだねたい心地のよい日本文化 ほか)

著者等紹介

青柳正規[アオヤギマサノリ]
1944年生まれ。東京大学文学部卒。東大文学部助教授、教授を経て、2005年より、国立西洋美術館長、独立行政法人国立美術館理事長を務める。2013年より文部科学省文化庁長官。東京大学名誉教授、日本学士院会員。国際学士院連合副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

23
文化は、ささえ、つたえ、つくるもの(017頁)。文化は国を豊かにすると同時に人を育てる(051頁)。文化とはぬるま湯。心地よく、自然に楽しんでいること(067頁)。レヴィ=ストロース:人類社会を熱い社会(階級社会を乗り越えるエネルギーで前進)と冷たい社会(穏かな社会、祭りで解消)に分類。文化庁の新進芸術家海外研修制度(116頁)。ドイツは文化教育に力を入れる(152頁)。文化経済学で芸術文化が準公共財と位置づけられたのは、舞台芸術文化の非採算性にある(182頁)。篠山市のノオトという組織。2016/01/01

おせきはん

8
文化というと美術や音楽などの芸術をつい想像してしまいますが、コウノトリとの共生を目指す兵庫県豊岡市のような里山文化、生活文化も、日本らしさを支えるものとして大切にしていった方がよいと思いました。2017/12/15

Nobuko Hashimoto

7
大学の授業で、政治と文化、文化によるまちおこし、ソフトパワーとしての文化、サブカル外交といった話題をちょいちょい取り上げている。学生の関心が高く、食いつきが良い。かつて芸術系大学・学部で教えていたときは、実際に自治体の主催する催しに関わっている学生も多く、私の方が教えてもらうことが多いくらいだった。いまの本務校は留学生がとても多いのですが、日本のサブカルを通じて日本が好きになったという学生が多い。本全体としてはやや散漫な気もするが、授業ネタになる細かい事例や事実多数。備忘のためメモをブログにアップ。 2017/04/11

日向夏

6
意外と言ってはなんだけど、読みやすくておもしろかった。文化の隆盛が諸問題を解決できるわけではないけれど、日本や外国がどのように文化をとらえており、どのように保護しているのか、その違いなどが興味深い。人口減少のなか、中山間地域の街自体がなくなってしまう事態を迎えては、文化の保護もままならないだろう。でも、クラシックのホールもほぼ埋まるし、企画展は確かに行列だし、日本人の文化への興味と投資額は意外に高い。まだまだ文化が経済や町おこしの起爆剤になる可能性はありそうだ。2019/02/25

yo

5
面白い本ではあるが、少し全体の統一感が薄い。ソフト・パワーとか書いて借るから、ジョセフ・ナイ式の国際関係観に基づいて、文化立国の最終目標はソフト・パワーを活用した国家のパワーの増大、という話をするのかと思ったが、どうやら違うらしかった。第1章において、「国の豊かさとは何か」と題して検討しているし、終章の方では地方が「元気になる」といったワードが目立つ。こういった、「豊か」で「元気」な国というのが目指すべきイメージなのだろうが、それは、想像して描写することはできても、国家の政策目標として定式化されていない。2015/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9852752
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品