出版社内容情報
夫からの度重なるDV、進展しない離婚調停、親子のギリギリの生活……。社会の矛盾が母と子を追いこんでいく。彼女たちの厳しい現実と同時に生きる希望に迫る。
内容説明
「母子家庭」、そこには、この社会の矛盾が最も明確に表れる。離婚を決意させる夫からのDV。頼りにできる人もいないたった一人の子育て。子どもを理由に面接に通らず、やむなくキャバクラで働く。派遣とバイトと子育てのギリギリの生活。期待できない養育費。こういった状況で彼女たちはいかに生きているのか。そこで育つ子どもの運命はどうなるのか。母と子の厳しい現実に寄り添いながら、生きる希望を見つけるための渾身のルポ。
目次
第1章 母と子の悲しい現実(娘への過度な愛が夫を変えた;収入がなければ離婚もできない ほか)
第2章 崖っぷちに追い詰められる理由(障がいをもった子と母;お金のためやむをえず離婚 ほか)
第3章 制度の矛盾に苦しめられる(低賃金の介護でのダブルワーク;夫の借金 ほか)
第4章 それでも生きていくために(より安定した仕事を目指して;二度目の離婚 ほか)
第5章 母子を支える手(企業の意外な対応;保育所の対応の差 ほか)
著者等紹介
小林美希[コバヤシミキ]
1975年生まれ。労働経済ジャーナリスト。神戸大学法学部卒。株式新聞社、毎日新聞社「エコノミスト」編集部を経て、2007年よりフリーのジャーナリスト。若者の雇用、結婚、出産・育児と就業継続などの問題を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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