ちくま新書<br> 反論が苦手な人の議論トレーニング

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ちくま新書
反論が苦手な人の議論トレーニング

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480067951
  • NDC分類 809.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「空気を読む」というマイナスに語られがちな行為は、実は議論の流れを知るための技でもあった! ツッコミから反論、仲裁まで、話すための極意を伝授する。

内容説明

空気を読んだつもりになって、議論の流れに任せて意見を言わなかった経験ありませんか?反論やツッコミが苦手で、他人の意見に乗っかってしまい後悔する。議論が間違った方向に進んでいるのに、それを変えることができない。そんなタイプの人に向けて、その場の雰囲気を壊さずに、モノ言うために「問題の仕組みを明らかにする」「議論へのツッコミをいれる」「相反する意見をまとめて、よりよい解決を提示する」といった三つの技法を伝授する。これからの社会人に求められる本当のコミュニケーション!

目次

序章 「空気」を形にする
第1章 空気は議論のためにある―構造から隙を見抜く(議論は主張とツッコミでできている;意味のない議論は相手にしない;一番注目すべきは「根拠」である;例示とデータの使い方には意外と穴が多い)
第2章 その議論、間違ってます―ツッコミから反論へ(ちゃんとした問題になっているか?;結論は広げすぎると罠にはまる;王道な根拠への反論;思い込みで結論は捻じ曲がる)
第3章 揉めてからの「議論力」―二項対立を乗り越える(その対立は本当か?;議論の次元を上げる;反対と賛成は紙一重?;思考の枠組みを超える)

著者等紹介

吉岡友治[ヨシオカユウジ]
1954年宮城県仙台市生まれ。東京大学文学部社会学科卒、シカゴ大学人文学科修士課程修了、比較文学・演劇理論専攻。代々木ゼミナール講師を経て、現在、インターネット講座「VOCABOW小論術」校長。ロースクール・MBA志望者などを対象に文章、論理の指導を行うほか、企業でもライティング指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

33
相対主義「人それぞれでいい」という考え方が議論を不可能にしてしまうことに気付かされた。ディベートが苦手な日本人はますます議論が苦手になる要因になりそうだ。市民団体の主張を例に引いた背理法は、その仕組みを知っていないと反論ができない。クレーマーの対処はこの辺りが肝になるだろう。後半は演習問題(大学等入試問題がベース)に対し、P君、Q君の掛け合いで理解を深めようとする著者の努力がうかがえる。しかし、多くの事例を体験しないと、反論できるようにはならないだろう。再読で理解を深める必要を感じた。2016/11/09

ゆう

13
実りある議論ができないのは、心理的な要因があるのか、それとも技術的な問題か?実際にはその両方が絡むが、本書ではまず、無意識に相手の意を汲んでしまう、いわゆる「空気を読む」という機制の実態を明らかにする。そして、議論の構造や問題の本質を正確に把握し、相手の論に適切な反論をすること、さらには二項対立を超えてより良い解決策を提示するやり方を、実際の論説記事を題材にしたワークを通じて解説する。非常に納得のいく内容だった。特に弁証法についての解説は、これまで漠然としていた理解を体系的に整理する上で大いに役に立った。2024/08/19

中島直人

10
反論の仕方。結論、理由、説明。かみ合う議論を心掛けないと。あと、弁証法の有効性というか、これがあると議論を高度化出来る。2016/01/03

茶幸才斎

9
ある主張の正誤を判断する方法を演習方式で解説し、建設的な議論を促す本かと期待し購入する。前半、これは人の主張の根拠を突き崩す論法に長けた嫌なやつを養成するための本だったか、と残念な気分に陥る。後半、カントとデューイとアーレントの教育論の相違点と類似点を述べよ、という演習課題に面食らう。やがて、現実の社会問題を例示して、二項対立の不毛な論争を超え、問題の立脚点を捉え直してより良い議論に導く高度な考え方が展開される。内容を全人類が理解し実践できれば、地上から争いが無くなる。結果、そう感じさせる面白い本だった。2016/11/24

KJ

9
以前読んだ「いい文章には型がある」が良かったので同じ著者の本ということで期待して読んだ。期待を裏切らない内容だったが、正直ちょっと難しい。特に後半一気に難易度が上がった感がある。一度読んだだけじゃ本書に書かれてあるような議論の仕方は身につかない(少なくとも僕は)。社会人になり、漠然と英語を勉強をしなきゃと思ってたけど、いやまずは日本語でしっかりと論理的な議論を喋ったり書いたり出来るようになるのが先決では、という結論に至ったんだけどそれがあとがきに書かれててやっぱりそうだよな、俺は間違ってなかったよな、と。2015/12/07

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