出版社内容情報
陶淵明、杜甫、李白、白居易、蘇軾。この五人を中心に、深い感銘を与える詩篇を厳選して紹介。漢詩に結実する東洋の知性と美を総覧する決定的なアンソロジー!
内容説明
中国で、人間の生きる喜びを表現した詩人といえば、六朝の陶淵明、唐の白居易、宋の蘇軾が筆頭にあげられる。唐の二大詩人、杜甫と李白もさまざまな喜びを追求し、名篇が少なくない。本書では、この五人を中心として、現代の読者にも深い感銘を与えてくれる詩篇一七〇首を厳選して紹介。悠久の時間のなかで精妙に錬磨され、漢詩として結実する東洋の叡知と精神の歴史を、たった一冊で総覧する決定的なアンソロジー。
目次
序章 東洋の幸福観
第1章 仕事の喜び
第2章 愛の喜び
第3章 食べて、飲む
第4章 趣味の喜び―音楽、画、書
第5章 四季折々の自然の喜び
第6章 老いの喜び
著者等紹介
下定雅弘[シモサダマサヒロ]
1947年大阪生まれ。京都大学文学部大学院修了。鹿児島大学法文学部助教授、帝塚山学院大学文学部教授を経て、岡山大学大学院社会文化科学研究科(文学系)教授。現在、同大学特任教授(北京・長春事務所長)。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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