出版社内容情報
平和はいかにしてつくられるものなのか。武力介入や犯罪処罰、開発援助、人命救助など、その実際的手法と背景にある思想をわかりやすく解説する、必読の入門書。
内容説明
冷戦が終結して二〇年以上が経った今も世界各地で武力紛争が絶えない。平和は本当に構築できるものなのか。武力介入や犯罪処罰、開発援助や人命救助で平和はつくれるのか。そもそもなぜ我々は平和構築に取り組まねばならないのか。平和構築の方法や思想を根源から問いなおし、目まぐるしく変わる平和構築の実際的手法を解説し、その背景にある考え方を体系的に描き出す。責任ある国際社会の一員として平和構築に携わらねばならないこれからの日本人にとって、必読の入門書。
目次
第1章 なぜ平和構築に取り組むのか?―現代世界の平和構築
第2章 主権国家は平和をつくるのか?―政治部門の平和構築
第3章 武力介入は平和をつくるのか?―治安部門の平和構築
第4章 犯罪処罰は平和をつくるのか?―法律部門の平和構築
第5章 開発援助は平和をつくるのか?―経済部門の平和構築
第6章 人命救助は平和をつくるのか?―人道部門の平和構築
著者等紹介
篠田英朗[シノダヒデアキ]
1968年生まれ。専門は国際関係論。現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学(LSE)で国際関係学Ph.D.取得。広島大学平和科学研究センター准教授などを経て、現職。著書に『平和構築と法の支配』(創文社、大佛次郎論壇賞受賞)、『「国家主権」という思想』(勁草書房、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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