出版社内容情報
爆発的な面白さで人気を博した桂枝雀の、座付作者による決定版ガイド。演出の変遷、ネタにまつわるエピソード、芸談、秘話を、音源映像ガイドとともに書き記す。
内容説明
枝雀らくごの演出の妙、小米時代からの演出の変遷、ネタにまつわるエピソード、問わず語りの芸談、舞台裏噺、師匠・桂米朝との師弟関係…座付作者という絶妙の距離にいたからこそ、激論もしあい、話してもくれた数々の秘話を、演題解説とともに綴る。また、「枝雀さんの楽しさを知るには、その高座に触れていただくのが一番」という趣旨のもと、数多く出されている音源、映像、書籍のどれに、それぞれの演題が収録されているか、またどれを聞くべきか、その聴き比べなどにも言及する、本書は決定版の桂枝雀ガイドである。
目次
第1章 持ちネタの変遷
第2章 枝雀精選48席―演題別につづる舞台裏噺(青菜;あくびの稽古;愛宕山;阿弥陀池;池田の猪買い;いらちの愛宕詣り;植木屋娘;江戸荒物;延陽伯;親子酒 ほか)
第3章 音と映像と文字と
著者等紹介
小佐田定雄[オサダサダオ]
1952年大阪市生まれ。落語作家。77年桂枝雀に新作落語『幽霊の辻』を書いたのを手始めに、米朝一門を中心に落語の新作や滅んでいた落語の復活、東京落語の上方化などを手がける。近年は上方落語だけでなく、東京落語や、時には狂言の台本も手がけている。89年に第7回咲くやこの花賞、95年に第1回大阪舞台芸術賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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六点
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yutaro sata