ちくま新書<br> 日本の転機―米中の狭間でどう生き残るか

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ちくま新書
日本の転機―米中の狭間でどう生き残るか

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  • サイズ 新書判/ページ数 244,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480066893
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

三〇~四〇年後、米中冷戦の進展によって、世界は大きく変わる。太平洋体制と並行して進展する中東の動きを分析し、徹底したリアリズムで日本の経路を描く。

内容説明

30~40年後、米中冷戦の進展によって、世界は大きく変わる。視野を広げて考えるならば、両大国の狭間にある日本にとって、やがて訪れる勢力均衡の大変化は死活の問題である。本書では、太平洋体制と並行して進展する中東の動き―とくにイラン、イスラエル、米国の三角関係―を分析し、巨視的に世界情勢を読み解く。その補助線として「核」を俎上にのせ、人類は核兵器のコントロールがいかに可能なのかを問う。祖父として孫の時代を心配する学者が、徹底したリアリズムをふるって日本の経路を描く。

目次

第1部 米中関係の展開と日本(失われた二〇年前の楽観主義;米中冷戦の明白化;「積極外交」による米国の同盟固め;米中冷戦の決着―ひとつのシナリオ;歴史が示唆するもうひとつのシナリオ―明治以来の日本の勃興;安心材料?自己欺瞞?)
第2部 まぼろしの核兵器(核不拡散という至上命令;イランの核;米国・イスラエル・イランの三角関係;朝に紅顔、夜に白骨―NPTの履歴書)
第3部 では、どうしよう?(MADの普遍化;ある晴れた日;想像と現実)

著者等紹介

ドーア,ロナルド[ドーア,ロナルド][Dore,Ronald]
1925年生まれ。イギリスの社会学者。専攻は日本の経済および社会構造、資本主義の比較研究。ロンドン大学名誉教授、同志社大学名誉文化博士、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス特別研究員、英国学士院、アメリカ芸術科学アカデミー会員、日本学士院客員。社会学のみならず、経済学、人類学、歴史学、比較産業研究の各分野に貢献した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

来訪者

5
冷静に第三者視点で日本を見ていて参考になる部分も非常に多いが領土権を説きながら主権の根幹を揺るがす拉致問題を軽く扱う所にいらっとした。理解はできるが感情が許さないという読後感。私が未熟だからかな?2013/05/31

壱萬参仟縁

4
本書は米国の悪識を鵜呑みにし世界を鳥瞰できない日本人への自戒を促す意図があるという(010ページ)。外交、平和の分野での著者の洞察はあまり知らなかったので、文明病の本は知っていたが、なかなか深いと思う。特に、現実として軍縮と福一原発収束を連結して対米関係を考えるしかないと思う評者からすれば、より対極的な視座から日米関係をチェックする必要を感じた。当然、TPPも米国の戦略に利用されようとしているわけで、どうすれば日本の安全保障(日本人の人間の安全保障)が守られるか、考えねば。新政権の動向次第で、憲法が改変。2013/01/12

ykoro

2
「平和主義」を実現すべく、唯一の被爆国である日本が核兵器管理の指導を行うべき、というのが主題に思える。 大きな方向性はOKだが、日本の国益もしっかり考慮しながら、現実的な政策を考えていく必要があり、第三者の理想論的論調の印象もあった。 米国観点の論理をうのみにすべきでないという主張は、全く、その通りで、日本のスタンスを再考すべき時期に来ているのは同感。2013/02/12

Hiroki Nishizumi

1
リーダーシップがとれない日本に対して著者がイライラしているのが伝わる。将来は現在の延長ではないと思う。さて、我々はどうする・・・2013/02/08

T.Y.

1
第1部は米中関係において今後、次第に中国の勢力が増していく見通しについて。日米同盟一本は永久に有利な選択肢ではあり得ないが、日本にはその可能性を真剣に考えている人があまりいないという警鐘。第2部は核不拡散体制こそが戦争の火種になっているにも関わらず、あまりそれが理解されていないことについて。第3部「では、どうしよう?」で、アメリカおよび中国との関係を根本から変える新しい国際関係のあり方の可能性を提示する。予測の蓋然性はどうあれ、多くの可能性を吟味することはおそらく必要だろう。それを問う一冊。2013/01/27

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