ちくま新書 高校生にもわかる「お金」の話

内藤 忍【著】

筑摩書房（2011/10発売）

• サイズ 新書判／ページ数 200p／高さ 18cm
• 商品コード 9784480066336
• NDC分類 338
• Cコード C0233

出版社内容情報

お金は一生にいくら必要か？　お金の落とし穴って何だ？　ＡＫＢ48、宝くじ、牛丼戦争など、身近な喩えでわかりやすく伝える、学校では教えない「お金の真実」。

内容説明

お金ってそもそも何なのか？一生にどれくらいのお金が必要なのか？お金に潜む落とし穴って何？ＡＫＢ４８・宝くじ・牛丼の価格戦争など、身近な例をひきながら、いまさら聞けないお金の基本をわかりやすく説いていく。働くことから貯めること、お金を増やす方法まで大総括。これを読めば、お金を見る眼がガラリと変わる！すぐに使える「お金のキーワード」付き。

目次

第１章　ＡＫＢ４８とビジネスパーソン、儲かるのはどっち？―お金を稼ぐ（ＡＫＢ４８で収入が多いのは誰？；ＥＸＩＬＥのリーダーＨＩＲＯさんはいくら稼いでいる？　ほか）
第２章　一生にいくらお金は必要か？―お金を知る（Ｋ‐ＰＯＰはなぜ日本に進出するか；日本円が一番お金を稼げるワケ　ほか）
第３章　株とギャンブルはどう違うのか？―お金を増やす（恋愛で絶対にやってはいけない二つのこと；「７２の法則」で将来のお金を貯える　ほか）
第４章　お金があれば幸せになれるか？―お金と人生を考える（株を買って社会を良くする；なぜ投資は何だか怖いのか？　ほか）

著者等紹介

内藤忍［ナイトウシノブ］
１９８６年東京大学経済学部卒。１９９１年ＭＩＴスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業（ＭＢＡ）。大学卒業後住友信託銀行に入社。その後、シュローダー証券投信投資顧問、マネックス証券、マネックス・ユニバーシティなどを経て、現在、クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ばりぼー]

お金を稼ぐには、自分で稼ぐ方法とお金に稼いでもらう方法の二つがある。日本には個人金融資産が１５００兆円あるとされている。この眠っている資産を上手に活用する、つまり投資によってお金に働いてもらうことは、社会貢献にもつながる。投資イコール悪いこと、ギャンブルといった誤った考え方は変えていかなければならない。しかし、世の中にうまい話はない。絶対に儲かる方法など、世の中には存在しない。リスク（不確実性）を取らなければ、リターン（収入）は得られない。お金は人生を豊かにする手段であって、お金を目的にしてはいけない。

2018/12/09

[ばりぼー]

仕事で大事なことは、「お金を稼げるか？」ということ。実は、お金を稼ぐことと、世の中のためになるということはつながっている。人に感動を与えることができるから、お金を払ってくれる人がいる。感動しないものにお金は払わない。つまりお金を稼げるということは、やっていることに価値があり、人のためになっているということだから、仕事をしてお金をたくさん稼ぐことは別に悪いことではない。日本では高給をとっている人はなんだか悪い人のように思われる傾向があるが、すべての収入は「周囲からの評価や感謝のしるし」と捉えることができる。

2020/02/14

[こじ]

評価3/5 宝くじの還元率をご存知でしょうか？ 宝くじは還元率の期待値は45%です。 すなわち、購入金額の合計が100億円だったとき45億円が当選者に戻る程度の還元率です。 ちなみに、カジノ95%パチンコが90%競馬が75%となっております。 すると、宝くじやギャンブルは100%を超えていないため、買わない方がよいということになります。 よって、宝くじを買いたいと思ったら一歩引いて考えることが重要です。

2019/06/14

[琴音]

お金の基本とも言えるようなことが分かりやすく書いてあり、読みやすかったです。72÷金利でお金が2倍になるのが何年後か分かる、という法則は初めて知りました！

2012/10/18

[昭和っ子]

「株」をやりたいとか思った事もないのに、「やってみてもいいかも・・・」と思わされた！ヤバイ！ただ、投資はリスクを伴なうので、なくなっても生活に困らないお金を充てる事と、「儲ける」というより「お金の力を企業に貸す事で、ただ貯金するよりも有意義に利益をあげる」のもありじゃないか、という意見には、やるやらないは別として納得しました。投資は恋愛とは違って、二股も三股もかけた方がいいそうです！

2012/08/16