ちくま新書<br> 定食学入門

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ちくま新書
定食学入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480065254
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0277

出版社内容情報

ボリューム満点の焼肉、旬の焼魚・煮魚、店主の心意気が光る刺身……。定番定食から変り種まで、食べて調べた本邦初の定食学入門!

内容説明

今日はショウガ焼きで精をつけるか。それともサバ味噌にするか。でも、ホッケも捨てがたい。小鉢は、ゴマ和えもいいし贅沢に明太子もいいな。とりあえず、ご飯は大盛りで!男たちにとって、大切な栄養源である定食屋。初めての土地でも名店を嗅ぎ分ける極意から、変り種ご当地名物、ふだん何気なく食べている食材やメニューの意外な歴史まで網羅。お腹いっぱい食べ歩き、調べ尽くして、魅力のすべてを解き明かす。本邦初の定食学入門。

目次

第1章 素晴らしい定食屋にいこう!(いい定食屋の見分け方;定食上級者になるための心得 ほか)
第2章 揺れる男心が決断する「おかず」(ご飯、おかず、汁の三位一体が定食;まずは白い飯 ほか)
第3章 独身男のライフライン発展史(食のレッドリスト;お江戸八百八町は男だらけ ほか)
第4章 全国の「心の基地」を訪ねて(食への関心が深い札幌;ラーメン研究と定食学 ほか)
第5章 定食学徒誕生の記(定食栄養学;定食パワーで皆勤賞! ほか)

著者等紹介

今柊二[コントウジ]
1967年愛媛県生まれ。横浜国立大学卒。定食評論家として全国の定食屋の実地踏査・文献による研究のほか学食研究、立ちそば研究も行う。雑誌の付録研究家、エッセイストとしても活躍。神出鬼没の畸人研究学会主幹でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

卵焼き

113
図書館本。実に、面白かったです。一気に読了。定食屋を選ぶ鉄則。定食とは、奥が深かったです。色んな料理の歴史などもちょっと教えてくれたりして、楽しみながら、一気に読めました。2022/02/12

ようはん

23
読んでいるとご飯・味噌汁・おかずの定食物を食べたくなる。定食チェーンだと半田屋とか何回か行ったけど無くなってしまったのが惜しまれる。2022/02/08

佐島楓

23
確実におなかがすいてくる本である。食の文化史も載っていて、面白くはあるのだが、「定食学」とまでなりえているかは読者しだいかもしれない。食を愉しんでいる様子は伝わってくる。2013/12/03

緋莢

18
しょうが焼き、サバ味噌、ホッケ、唐揚げ等々、様々な種類があり、同じメニューでも店によって、特徴が異なる「定食」。そんな定食の魅力を解き明かす。初心者でも入りやすい店の見分け方から、変わり種ご当地定食、定食の意外な歴史まで網羅した入門書。2016/01/08

安国寺@灯れ松明の火

10
「我ら定食学徒」の言葉に心躍り胸高鳴る一冊。そういえば、ご飯の上におかずを一時的に接触させ、タレなどを切って味を調節する動作を「バウンド」と呼んでいた人がいました。このように「定食」においては、ご飯・おかず・汁の三要素は明確に分離されている必要があると思います。丼やラーメンなどは単独で一食を充足する完全性を備えたメニューであり、いわば「半製品」の組み合わせによって一食を構成する「定食」とは一線を画した方が新しい知見が得られるのではないでしょうか。妻には「心の底からどうでもいい」と言われましたが。2013/01/29

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