内容説明
残業・休日出勤して、人生を会社に捧げる時代は過ぎ去った。長時間働いても、生産性が高くなければ意味がない。誰よりも「働きマン」だった著者がどのように変わったか、そして仕事と共に家庭や社会にも貢献する新しいタイプの日本人像を示す。衰えゆく日本を変えるには、何よりも私たちの「働き方」を変えることが、最も早道だ。なぜか?その答えは本書の中にある。
目次
序章 なぜこのような本を書かざるを得なくなったのか
第1章 自分は働くことで、誰かを壊している?
第2章 自分のライフビジョンて、何だろう?
第3章 「働き方革命」の起点―仕事のスマート化
第4章 「働き方革命」でたくさんの「働く」を持つ
第5章 「働き方革命」が見せてくれた世界
終章 「働き方」を革命し、日本を変えよう
著者等紹介
駒崎弘樹[コマザキヒロキ]
1979年生まれ。99年慶應義塾大学総合政策学部入学。在学中に学生ITベンチャー経営者として、様々な技術を事業化。同大学卒業後「地域の力によって病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立するのが当然の社会をつくれまいか」と考え、ITベンチャーを共同経営者に譲渡し、「フローレンス・プロジェクト」をスタート。04年内閣府のNPO認証を取得、代表理事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリピー大尉
18
「パートナーというものがいて、それに出会うのではない。人はパートナーになっていくのだ。」という一言は衝撃でした。 僕はワーカホリックだけど、この本読んで仕事との関わりを考えなおしちゃうな。2013/10/13
ミズグ
13
今の自分の境遇にぴったりと符合する内容だった。働くことを一歩引いて改めて考え直してみる。毎日日々の仕事に没頭しているが、どこに向かって何を達成しようとしているのか?それは小さな世界の中だけのレベル上げだけではいけない。仕事とは稼ぐだけの仕事だけではなくて、運動や家族との時間などの様々な“働く”の世界をひろげる大切さ。著者、駒崎さんの理知的かつ柔軟な物の考え方を好意的に感じた一冊だった。駒崎さんのファンになってしまった。2013/08/07
なるうお
12
働く=傍(はた)が楽(らく) 2009年の働き方改革本。今となっては内容に若干cheapさを感じてしまうが、今でこそ、声高に叫ばれている「働き方改革」。当時はまだ走りだったころなのかな。 ここにきて読む価値はそれほど無いと感じる。2018/04/30
abekinu
12
よくあるワークライフバランス本。ご本人がどのように実践して成功したか。基本的には賛成だが、片付けるべきことの優先順位を誤ると嫌われ者になるリスクも。バリバリガチガチな真面目な経営者の著者が家庭に働き方革命をどうあてはめか、のところでビジネス的思考で真面目に取り組んでいる姿に笑ってしまった。読みやすかった。2014/12/20
とうふ
11
いい本。読みやすいし、著者の人柄に好感を覚える。1日16時間働いていた著者が定時勤務になる過程。読んでて思ったのは、とにかく素直な人なんだなと。人の話を聞いた時にナルシズムに陥ること無く自分のこととして話が聞けて、やってみることが出来る。色んな人に支えられていることに気づいたと言っているけどそう思えるのは人柄なんだろうなと。あと文章が面白いw。オッサンオッサン言い過ぎw。そんな気負っていない、感じたことを書いた文章に心惹かれる。大学時代に企業したりとスーパースペックな方ではあるけど、人が集まる人だと思う。2013/01/28
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