ちくま新書
若者はなぜ正社員になれないのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480064349
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0236

出版社内容情報

実録・26歳無職の就職活動。仕事求む!
日雇いバイトでわずかの生活費を稼ぐ二六歳、無職。正社員めざし重い腰を上げるが数々の難関が行く手を阻む。彼は何をつかむのか? 実録・フリーターの就職活動。

【著者紹介】(カワサキ ショウヘイ)
1981年生まれ。埼玉県出身。無職。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。日雇い労働に従事しながら、ネットカフェで寝泊りする生活を続けるものの、そうした暮らしにほとほと疲れ果て、一念発起、正社員をめざして就職活動を開始する。剣道二段、柔道二段。著書に『知識無用の芸術鑑賞』『ネットカフェ難民』(ともに幻冬舎新書)がある。

内容説明

大学新卒の就職戦線は空前の売り手市場…しかし、その陰で、就職氷河期に正社員の座を得られなかった若者たちは、新卒者に偏った企業の採用慣行の壁にはばまれ、再チャレンジの機会を十分に与えられずにいるとされる。彼らの直面している「現実」とはいかなるものか?本書は、大学を出た後、日雇いバイトで稼ぎつつネットカフェに寝泊りするという生活を続けてきた男が、一念発起、正社員の身分を手に入れるべく行った就職活動の実録である。

目次

序章 定職がほしい
第1章 とにかく落ち続ける
第2章 「やりたいこと」が見つからない
第3章 面接という名の地獄
第4章 ハローワークへ行こう
第5章 ウチで働いてみませんか?

著者等紹介

川崎昌平[カワサキショウヘイ]
1981年生まれ。埼玉県出身。無職。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。日雇い労働に従事しながら、ネットカフェで寝泊りする生活を続けるものの、一念発起、正社員をめざして就職活動を開始する。剣道二段、柔道二段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

19
就職氷河期に正社員の座を得られなかった若者たちが直面している「現実」とはいかなるものか? 大学卒業後、日雇いバイトを続けてきた著者が、一念発起、正社員の身分を手に入れるべく行った就職活動の記録。2008/08/17

あび

11
タイトルを読んで、就職浪人生たちへのありがちなインタビュー形式であったり、データを元に無職の若者たちを論じるのかと思っていた。だが、著者自身の就活体験記となっていた。川崎氏は、無職でありながらも、既にこの時点で2冊も世に送っているし、作家と言える。この本のなかでは、結局は就職は諦めるのだが、いま現在の氏は、小さな出版社で編集者をやっているようだ。2017/04/10

トダ―・オートマタ

9
タイトルは若者について書いているようなものだが、中身は著者の就職活動を書いている。最終的に就職はしなかったみたいだが、個人的に著者は自分のことを一般人の無職みたいに書いているが文章とかに才能があると思うし、本を出して食べていくから就職活動をやめたのではないかと思う。2011/11/18

白義

7
題に偽りあり、新書というか、ノンフィクションに近い就活私小説だった。独特の微妙に時代がかった文体といい、どこかずれた面接対策といい文芸誌に新人枠で載っていても全く違和感がない。私小説には重要なクズ成分もなかなかというか、一応ちくま新書で出してるのだからもう少し社会派っぽくしろよと突っ込みたくなる程度には一般的な労働弱者からもずれているおまけにわりと棚に上げ&自虐スキルが両立している。これはこれで面白いけどタイトルで内容を期待しない方がいい2012/09/04

har

3
芸大院卒のちニート時々フリーターとして過ごした26歳。最後まで読むとネタのために就職活動をしてたんじゃないのかと思う結果なので、題から想像するような就職考察というより実体験元の私小説として面白がって読むといいのかもしれません。2012/02/23

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