出版社内容情報
なぜ男は女の浮気に気づかないのか? 彼女らを夫や恋人以外の男に向かわせる契機とは? 浮気心のリアルな分析を通じて複雑怪奇な女心の秘密が腑に落ちる一冊。
内容説明
浮気は男の甲斐性とみなされた時代は過ぎ去り、いまや、夫や恋人をもちながら、他の男と色恋を愉しむ女が少なくないといわれる。だが、男は「ウチの妻に限っては大丈夫」などと妄信しがちだ。なぜだろうか。その背景には女の巧妙な伝統的処世術や新しい事態への適応能力がある。本書は、文学作品や映画、はたまた生々しい現実のエピソードを手がかりとして、女が浮気へと導かれるゆえんに迫る試みだ。浮気心の分析を通じて、あの複雑怪奇な女心の秘密を明かす、有益な一冊。
目次
第1章 モテたい女たち
第2章 まさかのために複数恋愛
第3章 女の浮気の応援団
第4章 ベストセラーは浮気女の味方
第5章 名作に学ぶ「賢い浮気」術?
第6章 「新しい女」は浮気女?
第7章 不器用な浮気女
著者等紹介
堀江珠喜[ホリエタマキ]
1954年兵庫県生まれ。大阪府立大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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またの名
3
「だってひとりの相手を見つけるのにも大騒ぎしたり、彼氏いない歴〇〇年などというフレーズもよく囁かれる時代に、いったいどうしたら複数男性にモテるのだ!と、同性たちに反感を抱かれても仕方あるまい」みたいな感じで諸言説を斬ってく本書自身が、色恋沙汰を豊富に語り浮世離れしてそう。遊びに走るのが当然視されてきた男性と比べても女性に浮気を思い止まらせるような本性的気質なんか存在しない、という論旨を精力的に撒き散らすため奮迅してるのは理解できるけど、二十年後の目線では貞節不貞問わず恋愛がそんなに頻発してたのかすら疑問。2024/03/20
M guchi
1
2006年、、バブルの残り香漂う頃に元気盛りだった筆者がモテおじさんを懐かしんで書いた本か?低成長&草食男子大繁殖の今となってはどうだかなぁ感、神戸女子大を数回言うあたり「マウンティング」の一種なのかこれ??今も昔も浮気そのものの本質はそう変わらないだろうけど表現とそれに接する頻度と空気が違うとこうも懐かし本になっちゃうのかとしみじみした本。2015年時点で二十歳前後の若者が読んでどう思うだか興味あり。2015/02/15
YH
1
著者は大阪府立大学の教授で、もて男、浮気女などへのインタビュー、恋愛に関する文学作品、ananなどの女性雑誌の女性の浮気特集の記事などを事例にして、女性の浮気について持論を展開している。 男女平等である。2013/10/05
KENTA3939
1
正論を全方向に喧嘩を売りながら主張するかのような内容 ある意味面白い2012/01/03
ゆ
1
?2011/12/20
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