内容説明
日本の医療のどこがそんなにいけないのか。何が足りないのか。次期医療改革を目前に控え、現在の医療制度を技術・サービス・経営・国際競争力などさまざまな角度から見直す必要がある。本書は、医療経済学という観点から医療制度改革に携わってきた著者が、わが国の医療問題について海外・国内での事例を豊富に挙げながら、その長所・短所を比較検討し、「よい医療」とは何か、医者と患者の間にあるギャップは何か、現状をどう改善したらよいのか、などについて具体的な提案を試みる。
目次
第1部 今、なぜ「医療改革」が急務なのか(「機会の平等」さえもない日本の医療システム;「結果の平等」については絶望的!;海外に流出しはじめた日本人患者;行き場のない現状をどう打破するか)
第2部 「よい」医療はこうして実現できる(自分の身は自分で守る;ITを駆使して患者本位の医療を;努力する者が報われる医療システムに)
著者等紹介
川渕孝一[カワブチコウイチ]
1959年富山県生まれ。一橋大学商学部卒業。シカゴ大学経営大学院修士課程修了(MBA取得)。民間病院・企業勤務の後、旧厚生省国立医療・病院管理研究所、日本福祉大学経済学部教授、日医総研主席研究員、経済産業研究所ファカルティフェローなどを経て、東京医科歯科大学大学院教授。スタンフォード大学客員研究員。専門は、医療経済学、医療政策、医療経営
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感想・レビュー
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