ちくま新書<br> ヤクザに学ぶ組織論

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ちくま新書
ヤクザに学ぶ組織論

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062550
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0236

内容説明

ある意味では当然とも言えるが、ヤクザは厳しい環境の中で組織を維持・発展させてきた。そのためには強い団結力と戦闘性を保持しなければならず、彼らは一枚岩の結束と強靭な組織力を築き上げてきた。たとえば、山口組の新たな一極支配が進行しつつあるが、そこにはどのような組織原理が働いているのだろうか。また、関東の緩やかな連合組織に過ぎなかったテキヤの極東会が、強大な広域系博徒組織に匹敵する力を有するまでに至った背景には何があったのか。長年、ヤクザを対象として執筆活動を続けてきた著者が、究極の日本型組織の秘密に迫る。

目次

第1章 日本型組織の原型(安目を売らない;何が人を動かすか ほか)
第2章 山口組はなぜ強いか(山口組の原点;ピラミッド型組織をつくる ほか)
第3章 「親分」のリーダーシップ(田岡一雄;稲川聖城と図越利一 ほか)
第4章 組織を強くするブランド戦略(武器としての機関誌;ヤクザは人気稼業である)
第5章 勝ち組ヤクザの情報収集術(“銀座警察”という神話;ヒューミント(人的情報)の使い方 ほか)

著者等紹介

山平重樹[ヤマダイラシゲキ]
1953年山形県生まれ。法政大学卒業後、フリーライターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ace

6
男が惚れるカリスマ性を持った親分を中心に、力による統制を図る非合理主義、物事を判断する合理主義、掟を破った者への非情主義で組織を成立させてきた。情報が全てで、安目を売らず、イメージを上手く使う。死が身近にあるだけ徹底、洗練されており、そう簡単に一般社会の組織では真似できない。ただ、少しでも組織として真似ることが出来ていれば、日本企業の失われた数十年は少し短くなっていたかもしれない。2022/02/06

はふ

4
仕事や学校ではない、非日常な集団における組織論。きっちりとした上下関係が組織を強くするのだろうか。個人の信念も組織において重要なことだと思った。2018/06/25

川越読書旅団

4
残念ながら決して組織論ではにゃい。筆者が持つ件の世界の知識を起結を意識せず開陳するだけの一冊。ただ、丸暴の世界を探求したくなったのも事実。2015/07/09

B.J.

3
●ホンダ・ソニーの成功の秘訣:単に消費者のニーズに沿うというのではなく、ニーズそのものを開発していく方向で業務を展開。・・・本文より 2020/02/26

日下 未知亜

1
具体例あって助かった。2023/02/07

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