内容説明
男と女の思考のしかたは、どう違うのか?当たり前だが、共通していることのほうが多い。だが、死ぬの生きるのという極限状態になったとき、それぞれの本質的な違いが出る。著者がこれまで十年以上にわたり行なってきた、「育て直し」の活動を通して見えてきた事実を開示。男女の思考方法の決定的な違いを解明する。男性読者必読の最新論考。
目次
序章 恐るべし、女のカン
第1章 女性にとって快―不快とは何か
第2章 女性の思考と行動の特性
第3章 愛された女性と愛されなかった女性
第4章 女性は記憶を改ざんする
第5章 男は女のどこを見るべきか
終章 男女には違いがあるから意味がある
著者等紹介
岩月謙司[イワツキケンジ]
1955年山形県生まれ。早稲田大学卒。筑波大学大学院博士課程生物科学研究科修了。理学博士。テキサス工科大学、新日本石油(株)中央技術研究所等を経て、現在、香川大学教授。専攻は動物行動生理学、人間行動学。幸せ恐怖症、家庭内ストックホルムシンドローム、思い残し症候群、過飲症(ペットボトル症候群)などの新説をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で発表
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
4
女性に対して分からないと思っていた点がこの本を読んだことによってパズルをはめるように次々と腑に落ちていきました。 女性の理解に苦しむ男性は是非読んでほしい。 自分的要約 ・男性のウソは女性にバレる ・女性は感情の生き物 ・愛されてきた女性を探すこと2019/02/21
Ichiro Toda
4
昔の本ですが内容はなかなか興味深いものがありました。女性特有の思考を解説し、男性に女性の理解を促すような構成になっています。ここまで女性の思考について解説できるなんて作者の方の女性好きは半端じゃないなあというのが第一印象です。ただすべてを鵜呑みにはできず、あまり根拠的な記述がないので参考にする程度にとどめておかないと痛い目にあいそうな気がします。おそらくですが、ここに書いていあるような思考法の男性も少なからず存在していると思うので、それに対してはどういう事になるのか言及してもらいたかったと感じました。2015/01/03
Naota_t
3
この手の本は嫌いだけど、嫌いな本を読むことは好きなので期待した。 結果、以前に同著者『女は男のどこを見ているか』(2002、筑摩書房)を読んだ時と感想は変らなかったし、内容も代わり映えがしなかった。 似たような題名に『女は男の指を見る』(竹内久美子、新潮社、2010年)があるが、それはエヴィデンス・ベーストでとても面白かったが、本書は科学的描写が少なく、言ってみれば血液型占い的な内容で、「エピソード記憶」的な断定的表現が多くて、自分にはしっくりこなかった。 2013/03/31
ぽん教授(非実在系)
2
人に愛情を与えず攻撃するような(女の)毒親に育てられることで愛されなかった女性がやはり親同様の怒れる女性になってしまうということ、そのような人が人間関係でどういうトラブルを引き起こしてしまうか、ということを女性一般の無意識行動・思考パターンから見ていく。感情そのままに動く女性、という描写に対して自分などは女性で嫌な目に遭ってきたのでピンとくる箇所が多数あったが、健全に生きている人、特に女性にとっては不愉快極まりない内容が連続してくる。誇張表現もあるけど、大体現実であるところがつらい。2015/06/11
ゆ
2
女性が読むべき本ではない。女性にとって気持ちのいい内容ではない。2011/12/21
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