内容説明
セックスレス・カップルが増えている。特に三〇代、四〇代が目立つ。とりわけ気になるのは、かつて例を見なかった男性の「性嫌悪症」が増加していることだ。日本の男たちになにが起きているのか?ストレスによる生命力の減退、人間関係の希薄化、自己愛人間の増加、肉体のリアリティ喪失…様々な仮説はあるが、決定的な要因はわかっていない。本書では、「セックスレス」という言葉を初めて使い定義化した第一人者である精神科医が、豊富な症例をもとに日本人の心とからだを取り巻く病理を探り、処方箋を提示する。
目次
序章 からだに現れる心の病気
第1章 セックスと心の問題
第2章 夜が怖い男たち―男性の性欲相障害
第3章 思いを遂げられない男たち―男性の興奮相障害(ED)
第4章 そして男の悩みは尽きない―男性のオルガスム相障害
第5章 性に苦しむ女たち―女性の性障害
第6章 セックスレスの処方箋―性障害の治療法
終章 心とからだ、そしてパートナーと向かい合う
著者等紹介
阿部輝夫[アベテルオ]
1944年宮城県生まれ。順天堂大学医学部卒。医学博士。順天堂大学精神科助教授、米・コーネル大学精神科Human Sexual Program研究員、順天堂大学付属浦安病院勤務を経て、’96年「あべメンタルクリニック」を開業、同院長。日本でも数少ないセクシュアリティを専門とする臨床精神科医。多くの臨床経験から、特殊な事情がないにもかかわらずセックスを回避するカップルが増えていることにいち早く注目し、’91年「セックスレス」という言葉を初めて使い、学会で定義した
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