ちくま新書
日本語文法の謎を解く―「ある」日本語と「する」英語

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480059833
  • NDC分類 815
  • Cコード C0281

内容説明

日本語教師にとって一番の問題は何か。それは西洋語と日本語の根本的な発想・世界観の違いがどの文法書にも記述されていないことだ。日本語の学校文法は西洋語、特に英文法を下敷きにしているからである。本書はそれと反対の方向で「日本語に即した、借り物でない文法」を提唱する。

目次

第1章 日本語と英語の発想の違い
第2章 日本語と英語の「主語」
第3章 日本語と英語の空間/人間
第4章 「ある」日本語と「する」英語
第5章 日本語と英語の受身/使役

著者等紹介

金谷武洋[カナヤタケヒロ]
1951年北海道生まれ。東京大学教養学部卒業。ラヴァル大学で修士号(言語学)、モントリオール大学で博士号(言語学)取得。専門は類型論、日本語教育。カナダ放送協会国際局などを経て、現在、モントリオール大学東アジア研究所日本語科科長。カナダ日本語教育振興会副会長。カナダでの20年にわたる日本語教師の経験から、日本語の学校文法が、いかに誤謬に満ちているかを訴え、新しい日本語文法の構築を提唱している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

rueshё

16
過去の記録を遡って登録。目からウロコどころではない。2008/08/12

わたなべよしお

14
 金谷武洋さんの本3冊目。全く同感。「は」が付く場合は、私もテーマ設定と解するのが一番だと思う。まぁ、日本語に「主語」がない、というよりは、英語や仏語などのような「主語」はない。といった方が共感を呼ぶかも。2019/09/29

ken

11
この本は、日本語の特徴と、そこから生まれている日本人の人間観や自然観について説明している、とても面白い1冊。英語と日本語とを比べることで、日本語を明らかにしようという手法もいい。とくに筆者の論が冴えわたるのは「自動詞・他動詞」の話と「受身・使役」の話。とても明晰かつ刺激的な論考だ。日本語に表れた自然観や人間観。本書を手に取れば、きっとそれらを味わえるはず。2021/05/29

bapaksejahtera

10
日本語教育に携わると西欧語文法由来の国文法に有用性を感じなくなる。そこで「日本語に主語はない」という一見過激な論法が登場するのだが、これも又SVO構造を必須とする西洋文法を念頭に置きすぎた極論で自縄自縛に感じもする。とは言え「は」を文脈の背景を説明する「副」助詞とし、歴史の浅い「が」を「格」助詞とする従来説は妥当と思えぬ。西欧語において強い存在である人称代名詞という名称を、不安定な「僕」や「私」に適用するのも、著者の言うように不当であろう。妥当な記述は多いのだが「文法」を論ずる本としてはやや散漫と感じた。2021/04/24

かりんとー

5
半分感動。半分疑い。2016/11/17

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