内容説明
わが国の高校では、経済学がほとんど教えられていない。「政治・経済」という科目に経済学の基礎が説明されているが、この科目自体の影が薄い。一方、世の人々の経済に対する関心はけっして低くない。本書では高校生にもわかるように、ポイントをきちんと抑えながら、経済学の基本的な考え方を解説する。理論そのものよりも、現実の経済問題の解決に経済学の考え方がどのように生かせるかという、実践的な面を重視する。
目次
序章 経済学を学ぶ前に
第1章 需要と供給の決まり方
第2章 市場メカニズムの魅力
第3章 なぜ政府が必要なのか
第4章 経済全体の動きをつかむ
第5章 お金の回り方を探る
第6章 税金と財政のあり方を考える
著者等紹介
小塩隆士[オシオタカシ]
1960年京都府生まれ。東京大学教養学部卒。同年、経済企画庁入庁。その後、J.P.モルガン等を経て、現在、東京学芸大学教育学部助教授。専門の社会保障について研究を続けるかたわら、初学者が経済および経済学への関心をより高めるような入門書も著している
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