感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
10
「血液型と性格を結び付ける考え方の淵源は、明治末期から昭和初期からの占いブームにあり、古川竹二(女子高等師範)が…1932年に『血液型と気質』を刊行して以後だという。ただし、事例数は少なく統計処理にも問題が多くて、現在では完全に否定されている。しかし多くの人が血液型と性格の関係を信じており、これを否定することに失望感を抱くのはなぜだろう。恐らく血に対する意識、血による他者認識が人々を安心させる効果を持っているからである。かつては血筋にこだわり、現代では血液型に安心感を見出す…民俗との連続性を感じさせる」2018/06/12
1.3manen
1
幸福ばかり渇望していては、不幸を前提に語ることになる。だが、期待を抱く結婚の男女差で、男性は「落ち着きたい」のに対し、女性は「心のやすらぎが欲しい」(017ページ)とのこと。評者は独身だが、女性のやすらぎを求める男性となるのは奇妙だろうか。落着きたい、というのは、安定を志向することである。守りの人生には何の魅力もない、と若い頃から思ってきた評者にしてみれば、幸福観も人それぞれでいいのでは。世間が認めない、という慣習からの差別はあるが。幸福は与えられたりあったりでなく、自分からつかむもの(210ページ)。2012/07/21
kinonis
1
21世紀だというのにいまだ迷信は人々の心に生き続けている。一年は初詣に始まり、煩悩を払う鐘突きに終わる。おまじないもまだ残っているものがたくさんある。幸せを願う人はたくさんいるが、そのために何をすればいいのか。答えは、出ない。2011/12/19




