内容説明
個人の生活に占める経済的要因がますます拡大した結果、誕生から死までの人間の一生を経済的視点から考えることは不可欠なものになってきた。人生の諸現象は、経済学的にはどのように説明できるのだろうか。「揺り籠から墓場まで」を経済の側面から考察した、ユニークな経済学の試み。
目次
序章 経済学の基本的考え方
第1章 生誕と教育
第2章 就労と報酬
第3章 転職か昇進か
第4章 結婚と家族
第5章 消費と貯蓄
第6章 引退後の生活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おらひらお
6
1997年初版。人が生まれてから死ぬまでの現象について、経済学の視点から解きほぐした一冊です。幼児教育、貯蓄、男女差等々なかなか面白いのですが、今日ではやや状況が異なるところもありそうです。経済と政治の本はどうも寿命が短そうです・・・。ちなみに読書メーター登録1,100冊目です。1,000冊からの100冊は結構時間がかかりました。2014/02/12
セイタ
1
人間がその一生での選択を経済学的合理性から検証した本!初学者向けということもあって、経済学的な背景が説明されていないので、少々物足りない。また、刊行されたのが20年前だったので、今日の状況とは食い違うことも多々ある。考察も特に目立ったものはない。読む価値なし。ただ、文章が非常にわかりやすい。議論の要点もまとまっている。2016/08/13
リリウモン
1
経済的視点から見た人生の諸選択ということだが、肝心の経済的視点が足りないように感じた。顕著なのは本書の大半を占める職業選択?部分で、データをつらつらと書き連ねているのみ。非常に退屈であった。選択の回数ももう少し多くても良かったかな。2013/01/05
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- 和書
- ハリー、大きな幸せ