内容説明
翻訳家として自立するにはどんな修業が必要なのか。どこに気をつけるべきなのか。現場の第一線で活躍する著者が、実際の訳文例を添削しながら、具体的かつ丁寧に翻訳テクニックを伝授。語学力、調査力、表現力がものをいう翻訳の世界を徹底的にガイドする。
目次
第1章 入門編(翻訳家の種明かし;翻訳家は生活者;翻訳家の裏作業)
第2章 基礎編(語学力を伸ばす;調査力を伸ばす;表現力を伸ばす)
第3章 実践編(タイプ別;分野別)
第4章 番外編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
119
英語の翻訳についての入門から実践までを説明してくれている本で非常に英語を読む身には役に立つ気がしました。翻訳ということにはただ訳するだけではなくその書かれた背景などを調査する能力も必要だということなのでしょう。辞書なども推薦されていて、ランダムハウス+リーダーズ・プラスがいいといわれています。2016/02/13
にゃーごん
3
初版97年の本。主に出版翻訳を志す人をターゲットに翻訳のテクニックを紹介。インターネット黎明期であることもあって、調べ物が大変そう。ソレ、今なら画像検索でサクッと見つかるよ、ということも様々な方法を駆使して調べ上げている。裏返せば、今は便利な世の中になったおかげで、慎重に下調べをしないとすぐに粗を見つけられてしまうということ。それにインターネットの情報が正しいとは限らない。信頼できる情報を収集するための方法は覚えておきたい。2021/04/19
ぺぺらって
1
実践しながら読むなら面白い本。自分も例文を訳しながら読むとよいですよ。あい、私は実践する余裕はなかったでごわす。2011/06/23
つぶあん派
1
翻訳者として働く難しさを知れて面白かったです。 翻訳する際のポイントについても学べてよかったと思います。2010/05/05