ちくま新書<br> ガットからWTOへ―貿易摩擦の現代史

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ガットからWTOへ―貿易摩擦の現代史

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480056511
  • NDC分類 678.3
  • Cコード C0233

内容説明

戦争の引き金となった世界経済のブロック化と保護主義を防ぎ、第二次大戦後の世界経済の枠組みを決めるために、一九四四年、アメリカのブレトンウッズで会議が開かれた。その結果、国際通貨基金や世界銀行と並んで、国際貿易のルールを管理するガット(GATT)が創設された。日本は一九五五年になってようやく加盟できたが、第三五条による差別が続くなど、その道は決して平坦ではなかった。さまざまな紛争や摩擦に翻弄された貿易立国・日本の戦後の歩みをたどり、世界貿易の未来を構想する。

目次

第1章 ガット・WTOの役割
第2章 第二次世界大戦と保護貿易
第3章 ブレトンウッズ体制とガットの生誕
第4章 日本のガット加盟
第5章 差別される日本
第6章 ケネディは生きている
第7章 東京ラウンドと非関税障壁
第8章 ウルグアイ・ラウンドとWTO設立
第9章 WTOと日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芸術家くーまん843

1
「ガットからWTOへ」池田 美智子、筑摩書房第二次世界大戦前の日本は、先進諸国に追いつこうとする発展途上国でした。しかし、1929年の世界大恐慌から世界の貿易は三分の一となり、各国は自国の経済のために保護主義に走りました。そうした中、なぜ日本だけが貿易差別を受けるようになったのでしょうか。・同じ敗戦国である西独が、ガット誕生二年後に関税交渉会議に出席を許され、1951年に早くもガット加盟を果たしたこと・・・なぜこれほど扱いに差が生じたかを日本人は考えるべきであろう・・・戦後も日本は、世界の世論に触れられる2013/06/22

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