ちくま新書<br> 競馬学への招待

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ちくま新書
競馬学への招待

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480056498
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0276

内容説明

競馬の世界は不思議な魅力に満ちている。数多くの名馬と天才騎手たちを生み出したサラブレッドの最高峰のレース、ダービーの輝ける系譜。天馬トウショウボーイと貴公子テンポイントの対決をはじめとする宿命のライヴァルたちの死闘。競走馬の配合パターンをあやつる血統の魔術師たちの知恵くらべ。競馬の文化誌を彩るさまざまな栄光と悲惨の物語を満載し、そのミステリアスな魅力と謎に迫る清新な競馬学入門。

目次

序章 競馬の世界へ
第1章 自由を知った空馬―落馬のアイデンティティ
第2章 月を歩いた男たち―騎手の栄光と悲惨
第3章 愛と哀しみのエプサム―ダービーの誕生
第4章 ダービー馬たちの太平洋戦争―日本競馬の系譜
第5章 四歳の春はまぼろし―サラブレッドの群像
第6章 ライヴァルはめぐる―名勝負物語
第7章 魔術師たちの腕くらべ―競走馬の血統論
第8章 贋金つくりの夢―替え馬事件
第9章 超ミステリー・ワンダーランド―競馬犯罪アラカルト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユッチー

3
良質な競馬エッセイ。 マティアルの脚質変換をまるで人間の生き方の様に描写していたのはロマンチックだった。2022/07/02

でんきひつじ

1
「学」とタイトルについているけれど学術的な本ではなく、ジャンルとしてはエッセイになる。レースにおけるハプニング、栄光のレース、日本競馬史の概説、血統、競馬における犯罪行為まで高い文章力で描かれる語りが素晴らしく、とくに空馬を「レースにおける死」として表現していたのが印象的。紹介されていたエピソードではやっぱりシニョリーナを愛した男の軌跡が忘れがたい印象を残す。損を承知で動き続け、そして結果を残した男の物語。シニョリエッタが煙草の煙で落ち着く場面は、競馬というよりは動物との絆のロマンを感じずにはいられない。2025/01/17

朝間田木けい

1
以前、競馬の文脈で「熱いドラマが〜」とか聞くと所詮ギャンブルじゃないかと思っていた。しかしいざ競馬を真面目にやってみるとその魅力がわかる。そんな競馬史の悲喜交交を描いた一冊であり、さらなる奥深さを感じさせてくれる。 2024/11/21

百木

1
競馬に興味のある人、好きな人には是非オススメです。競馬に関わるもの達の苦闘、その栄光と悲劇を幅広い観点からドラマチックに描き出し、競馬の面白さを再確認させてくれる一冊でした。「競馬の世界とは、最も芸術的な動物と最も動物的な人間が織りなすドラマである」(p.227) 2014/05/26

Adelheid

1
競馬をするならその歴史も知っておきたいと思い、読んでみた。戦後の日本競馬の歩みや、競馬の奥深さが知れた。これは単なる公営ギャンブルではない。2014/02/23

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