内容説明
明治維新に先だって、帝国ロシアに渡った留学生６人―。大志を抱いてペテルスブルクに学んだ彼らの希望と挫折を描く。知られざる日露交渉史。
目次
第１章 留学生派遣の顛末
第２章 ペテルスブルクへの旅
第３章 ロシア密航者・橘耕斎
第４章 ペテルスブルクの留学生
第５章 留学生の帰国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
露傍の石
1
とにかく文献の少ない、幕末のロシア留学生の記録。主に学生取締の山内作左衛門の日誌を元に、船中の様子、寄港地の描写も詳しい。終盤は、学生の一人、市川文吉の後半生が面白い。著者はロシアの専門家ではないらしく、人名・地名などの表記に誤りが見られる他、ロシア側の資料にアクセスできなかった為に、文献に偏りがあった可能性があるが、埋もれかけた歴史にスポットを当てた良書。でもロシアが二流国って言われちゃうと悔しいなｗ2013/10/02
sarara0904
0
関心のある章をピックアップ。2016/05/04
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