内容説明
ウシにモーツァルトを聴かせるとお乳の出がよくなる。味噌にはヴィヴァルディ、パンにはベートーヴェンを聴かせると熟成が活発になる。そのワケは?フランスの物理学者・ステルンナイメール博士は、まったく新しい量子力学の理論を構築、分子生物学と結びつけることによって、そのナゾを解き明かす。それは、生体内のタンパク質が音楽性を秘めているからだ、と。タンパク質と音楽…およそ関係がないように見えるこの二つの間に、いったいどんな秘密が隠されているのか。
目次
第1章 あるシンクロニシティ
第2章 “タンパク質の音楽”への道
第3章 潜在能力を発揮する生き物たち
第4章 音楽の解剖学
第5章 音楽から色彩へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つんこ
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ヒトゲノム解読でDNAの塩基配列が明らかとなり、各タンパク質の塩基配列を音程でわかりやすくしようとしたところ、そこにはあのメロディが!うどんには四季、パンには田園。トマトにはモーツァルト。タンパク質の合成を促進するものを聞かせすぎると、牛が乳腺炎を起こす、又合成を抑制するための配列、メロディというのもあるそうで。それがホントならこれはミステリーにも、何かの作戦に利用されるような話なのかも。 あるのかも?わからないけどっ?!2016/10/16
ちいくま
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面白かったです。が、音楽の部分はともかく、物理・生物・化学の部分については分かったような分からないような? 説明が丁寧で順を追っていて納得は出来るんだけど、なんかキツネにつままれたような? 2014/05/05
H2A
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とても不思議な内容。なぜモーツァルトや『田園』が心地良いのか妙に納得させられる。
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