ちくまプリマーブックス ヒトが変えた虫たち

梅谷 献二【著】

筑摩書房（1991/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 214p／高さ 19X13cm
• 商品コード 9784480041586
• NDC分類 K486
• Cコード C8345

内容説明

殺虫剤をあびて抵抗力を強め、不死身に変身するハエ、快適な住空間＝都市の片隅で、冬にもうごめくコキブリ、ホルモン操作によって特大マユをつくるカイコ…。とどまることなく発展するヒトの文明に変身を強いられ右往左往する虫たちの姿を描く、「昆虫の世界」最前線。

目次

第１章　都市化のなかで
第２章　小さい同居者
第３章　変わる野の虫
第４章　海を渡った虫
第５章　「家畜」になった虫
第６章　昆虫の時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yamakujira]

人間の影響で変化する小さな生物たち。都市化による環境改変がもたらす変化、品種改良による故意に仕組んだ変化、これはいいとしても、薬剤散布による変化は怖い。耐性を獲得した強力な害虫の怖さではなく、体質を変えてしまう薬剤が怖い。こんな化学物質を知らずに口にしてるんだろうな。 （★★★☆☆）

[1977年から]

1995年