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内容説明
恐竜を、電子顕微鏡で見る。アナトサウルスやティラノサウルスの、ほんのひとかけらの化石から、その素顔や暮らしぶりをつきとめる、恐竜学者の苦難に満ちた歩みのあと。
目次
1 化石が親友だった(魚竜との出会い;暗い学校;はじめての化石さがし;酒々井の貝化石;心の支え;古生物学者への夢)
2 ビカリアの化石(念願の八尾へ;ビカリアと出会う;医学部の助手になる)
3 恩師との出会い(古生物学会員に;花見川の化石;貴重な発見;むくわれた努力)
4 電子顕微鏡の威力(フジツボの失敗;走査電子顕微鏡がやって来た)
5 カシパンウニのとげ(医学博士に;とげのなぞに迫る;伊賀盆地の化石;ワニの骨細胞を見る;魚竜との再会)
6 恐竜の腱の骨細胞を見る(石灰化した腱;母の形見の化石)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
24
化石研究をミクロの世界に広げて、骨細胞を検出したエピソードなどをちりばめながら、著者の生い立ちを綴った自叙伝でもある本。戦後まもなくの大人の、子どもに対する仕打ちのひどさには、読んでいて目を覆いたくなるほどだが、よくぞそれに耐えて自分の道を進んだものと、感心したくなる。もしご母堂が守り切れなかったら、紹介された成果は世に出なかっただろうと思うと、ついホロッとくる。2014/06/18
ROBOTAN
1
意思あるところに、道は開ける。とういか、継続は力なり、というべきか。これからの私の生き方が、見えてきた。2013/08/23
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