ちくま少年図書館<br> 恐ろしい本

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ちくま少年図書館
恐ろしい本

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  • サイズ B6判/ページ数 257p
  • 商品コード 9784480040022
  • NDC分類 K916

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空虚

5
ホロコースト、原爆、731部隊。本書には夥しい暴力が溢れている。とりわけアルジェリアにおけフランス軍部による拷問は凄まじく、本書が児童書に分類されること自体が驚きだ。けれども著者は、その拷問に触れて「人間にはーーつまり自分にはそういう性質がある」ということを知らせたかったと書くように、「悪は凡庸」であるということ。悪はヒトラーのような歴史的人物が考えつく創造的な産物などではなく、小市民的人間の中にも生まれ得るものなのであるということ。絶望的な暴力が存在する、した、ということを本書は包み隠さず伝えている。2015/10/03

イカ男

1
長めの話が5編、短いのが5編の構成。フランス人ジャーナリストの拷問の話が怖い。それにしても、文章が平易で読みやすい。2012/07/03

fuchsia

1
小学生の時図書館で借りた記憶あり。(たぶん)南米の独裁国家がジャーナリスト?に対して行った電気を使った拷問とか、アウシュビッツ収容所なんかを扱ったノンフィクション。サンフランシスコの地震の話なんかもあったような気がいたします。とりあえず、拷問の話が酷くて読んでて泣きそうになった記憶あり。

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

0
☆×5.0…これを少年・少女向けの本で終わらせてしまうのはもったいないことだと思います。出てくるお話は長いのと短いのがありますがどちらもこの本のテーマのとおり「恐ろしい」ものなのです。意外に思ったのは「つなみ」のお話。もちろんつなみというと3.11が最も印象に残るでしょうが沖縄にそういうことがあったのは全然知りませんでした。アウシュビッツも、人体実験も…もう起こってはいけません。そういうことがなくなりますように。2012/10/17

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