内容説明
敵に追いつめられた甲賀の大八が自ら切り落した男根を左手に握りしめ、追手と死闘を続けながら、ひたすら江戸へ向って走るくノ一おふうのひたむきな想いを描く「捧げつつ試合」、犯された女がすべて狂ったように発情する忍法をつかう十五夜孫六の苦悩を語る「濡れ仏試合」他、エロスと人間の運命の無惨さを見つめる「試合」もの八篇。
著者等紹介
山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
大正11(1922)年、兵庫県養父郡関宮町の医家に生れる。昭和24年、「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。昭和33年、忍法帖の第一作「甲賀忍法帖」の連載を開始。その後も数々の“風太郎忍法”を生みだし、昭和38年から「山田風太郎忍法全集」を刊行、忍法ブームをまきおこす。平成9年第45回菊池寛賞を受賞。平成13(2001)年7月28日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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