ちくま文庫 大増補版 まぼろし小学校 ことへん （大増補版）

串間 努【著】

筑摩書房（2006/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 407p／高さ 15cm
• 商品コード 9784480038920
• NDC分類 376.2
• Cコード C0137

内容説明

運動会に日曜参観、読書感想文コンクール、禁止されていた登下校の時の“買い食い”、「赤」以外もたくさんあった募金の羽根の色…。あの“学校の怪談”のルーツから遠足にもっていくおやつ金額の変遷、恥ずかしかったギョウ虫検査方法いろいろ、さらに皆で歌った替え歌歌詞、給食の献立の移り変わりなど、昭和の小学生を完全保存。

目次

通学路
教室
特別教室
給食室
校庭
保健室
図書室
放課後
学校歳時記
付録

著者等紹介

串間努［クシマツトム］
１９６３年千葉県生まれ。学童文化研究家・商品文化年表家。出版社在職中に「昭和Ｂ級文化の記録」を思い立ち、『日曜研究家』を発行。昭和レトロを発掘、研究し、発表し続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かおりんご]

この手の本は読みにくい。やはりこちらも代本板には触れられず。木のをもらったのにな。今の現場には腰洗い槽もなければ、座高検査もないです。ぎょう虫卵はあったかなぁ。検便はやったことないし、今もないです。

2018/09/24

[HMax]

意外に中身が濃くて、思ったより時間がかかった。赤い羽根募金、今では日本と南アフリカだけだそうです。理科の時間に解剖をする小学校は２割、昔はなんと食べていたそうで驚き。フラッシャー自転車（方向指示器なんかがついたスポーツ自転車）、当時５－６万円もしたとか。こんな高い自転車を買ってくれた親、清水の舞台から飛び降りて買ってくれたんだろうな。ありがとう。

2018/04/21

[yyrn]

車において何かの待ち時間に読んでいた。文量があってようやく読み終えた。小学校時代のアナログ体験を色々思い出せて楽しかった。通学路／教室／給食／校庭／保健室／放課後／学校歳時記の章立てで、真面目な時代考証とともに、全国各地の人々から寄せられた当時の思い出を面白おかしく紹介している。校門前の行商とか、買食い、父兄参観、コックリさん、可哀そうなあだ名、テレビで教わった道徳、脱脂粉乳、運動会のお弁当、プールの腰洗い槽、校庭の動物小屋、BCGやギョウ虫検査、子供会、家庭訪問、遠足の朝、教育実習生等。思い出は次々と。

2018/04/08