ちくま文庫
志ん朝の落語〈6〉騒動勃発

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  • サイズ 文庫判/ページ数 447p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480038760
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0193

内容説明

『酢豆腐』の若旦那のヘンチキぶりは天下一品だ。キザばかりでなく、愛嬌があってどことなくユーモラス。先人よりもずっと明朗でふくよかな変態像になっている。得がたい芸風で噺を豊かにふくらませた古今亭志ん朝。文字で味わいつくす落語もいよいよ最終巻「騒動勃発」。小気味よい啖呵冴え渡る「大工調べ」から「高田馬場」まで全十一編を収録。高座写真、遺品のノート、編者解説付。

目次

大工調べ
酢豆腐
お化長屋
二番煎じ
今戸の狐
お見立て
三軒長屋
雛鍔
抜け雀
三方一両損
高田馬場

著者等紹介

古今亭志ん朝[ココンテイシンチョウ]
昭和13年、東京生まれ。32年父の古今亭志ん生に入門して朝太で前座。34年二ツ目。37年志ん朝を襲名して真打となる。落語以外に演劇人としてもその才能を発揮した。出囃子は「老松」。名実ともに当代随一の噺家であったが、平成13年10月1日、没

京須偕充[キョウストモミツ]
昭和17年、東京生まれ。ソニー・ミュージック学芸プロデューサー時代に三遊亭円生「円生百席」の録音を手がけ、録音を渋っていた古今亭志ん朝が、唯一その高座の録音を許した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イシザル

8
大河ドラマ「いだてん」で、知ったが。主 人公の1人志ん生があんな破天荒な芸人とは知らなかった。息子 志ん朝は、遊び人の親父を思い出して演じてたんだ。だから志ん朝演じる下町育ちの威勢のイイ職人が映像として浮かんでくるぐらい生き生きしてるんだと感じた。 2020/01/14

toshi

5
「大工調べ」、「酢豆腐」、「お化け長屋」、「二番煎じ」、「今戸の狐」、「お見立て」、「三軒長屋」、「雛鍔」、「抜け雀」、「三方一両損」、「高田馬場」。2015/12/21

拡がる読書会@大阪

1
紹介者さんの「みんな、落語しなんだろう?してみたらいいのに」という言葉はちょっと驚きましたw 落語をやってみてると人の色んなものが引き出されて面白いそうです。 古今亭志ん朝さんの落語を文字起こした本。落語若手四天王の一人と数えられたお方で、存命ではありませんが、今で動画を観てみると引き込まれる落語は凄い。しかも6巻目をチョイスしているところが渋いw https://note.com/sharebookworld/n/n682247d3d9d22022/08/20

風太郎

1
志ん朝の落語、1~6巻まで読み終わりました。ほろりとする人情噺から、滑稽な笑い噺まで大いに楽しめました。この後、米朝さん上方落語の本を読むか、CD音源の落語を聞くか悩むところです。2017/07/03

1
6巻分、堪能した。これからも気楽な気分に浸りたいときに再読しよう。2011/05/30

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