内容説明
博識に裏打ちされた端正なダンディズム。淡い郷愁が漂う日影丈吉の迷宮へと誘う精選短篇集。江戸川乱歩と折口信夫に絶賛されたデビュー作「かむなぎうた」を含む十六篇。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィオラ
9
アンソロジーで読み、どこかラヴクラフトを思わせる雰囲気に惹かれて短編集を読んでみた。「怪奇探偵〜」とあるが、限りなく怪奇幻想寄りの作家さんなのかも。SF的な作品もあり、ずいぶんと楽しませてもらいました。2024/09/20
Mof
5
戦中戦後の日本や戦前のヨーロッパが舞台の短編集。SFとミステリーが半々で融合してる感じがとても良かった。今は新刊を売り出していないようだが、是非再販してほしい。他の作品も読みたいし、手元に置きたい。2025/04/06
王天上
4
一つ完璧にツボにはまった作品があったが、返却してしまったので題名がわからない。2017/06/28
ネムル
2
侘びた、いい短編集。「吉備津の釜」「月夜蟹」「東天紅」「猫の泉」あたりは特に。「奇妙な隊商」なんかも懐かしのSFという感じで良い。2015/10/12
wm_09
2
この作品集に出会えたことを心から喜びたいくらいに気に入ってしまった。この人の作品をもっと読みたい。(清)2009/10/19