内容説明
マンスフィールドの短篇小説は、心の微妙なうごきを詩情あふれる散文で生き生きと描き出す。日常をかすめて通る死の影に、揺れる少女の心。幸福の中の倦怠。再会した男と女のかけひき…。それまでの作家たちを超え、新たな世界を切りひらいた彼女の短篇は、今後も古びることなく読み継がれていくことだろう。代表作とされる「ガーデン・パーティー」ほか全14作を、新訳・新編集で贈る。
著者等紹介
マンスフィールド,キャサリン[マンスフィールド,キャサリン][Mansfield,Katherine]
1888‐1923。ニュージーランドに輸入商の娘として生まれる。ロンドンに出てクイーンズカレッジに学ぶ。二人目の夫である文芸批評家J.M.マリと出会った頃から作品を発表。作品の主調をなすのは美と抒情と生の懊悩で、文学史に類例を持たない短篇を多く書いた。全短篇集は現在でも着実に版を重ねている。パリ近郊において34歳の若さで病没
西崎憲[ニシザキケン]
1955年青森県生まれ。英米文学翻訳家。アンソロジスト。作家
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