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ちくま文庫
上方落語 桂米朝コレクション〈1〉四季折々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480037817
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0193

内容説明

斯界の第一人者で、人間国宝でもある桂米朝演じる上方落語の世界。本人による解説を付し、江戸落語とはひと味もふた味も違う噺を堪能していただく。第一巻「四季折々」は、今はもう失われてしまった季節感、のどやかさの感じられる落語を集める。

目次

けんげしゃ茶屋
正月丁稚
池田の猪買い
貧乏花見
百年目
愛宕山
千両みかん
蛇含草
まめだ
かけとり
風の神送り

著者等紹介

桂米朝[カツラベイチョウ]
1925年生まれ。兵庫県姫路市出身。1947年、四代目桂米団治に入門。滅亡寸前の上方落語を、故松鶴、春団治、文枝らと力を合わせて現在の繁栄まで導いたリーダーで、数多くの滅んでいたネタを復活させた。上方落語の研究家でもある。1996年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

32
2021年の1冊目は人間国宝の米朝師匠のお噺集。落語は四季に分けると、冬の題材(正月含む)が一番多いんだとか。上方落語を読むと、古今亭志ん朝などの江戸落語との言葉の違いに驚く。慣習や風物詩、食べもの、商人の文化と武士の文化の違いが大きいんだろう。また、笑いの気質がコッテリめ。関東的には粘着質的。戦時中NHKは「語り口が下品」として上方落語を放送しなかったというのも一理ある。とはいえ現代は、M1グランプリはじめ、関西の笑いがすっかり日本の主流。関西弁も違和感ない。笑いにも時代や社会が投影されているんですな。2021/01/02

a43

14
は〜よかった♡四季に関する11の演題が、師匠の口上(解説)とともに載っている。半分くらいは動画で聞いたり見たりしていたので、師匠の声で脳内再生。米朝師匠の関西弁は上品で、恐くないから好きだ。一瞬、音読してみたが、やはり上手くいかず。内容は大好きな「百年目」の他に、初めて知った「まめだ」がとてもよかった。秋の落語は少ないそうだ。小さい秋というだけあって切ない話。これは途端オチでいいのかな。「米朝落語全集」が底本となっているそうだが文庫なので、コンパクトでうれしい。他のも揃えます2016/02/16

かもい

12
米朝師匠の噺の解説が読みたかったのだが、それぞれ見開き2ページ程度でその点は物足りない。噺の方は今なら省かれるような所も指摘の上で載せてあり興味深かった。収録の中では「貧乏花見」「愛宕山」が好き。2015/11/14

tama

7
自本 これだけ別のところに紛れ込んでた。表紙は「舞子のかんざしのビラビラ」。好きな噺は「貧乏花見」「愛宕山」「風の神送り」。解説がなんてったって小松左京!まいったか!てなもんで。読んでる時は頭の中では米朝さんの口調、テンポで読んでるつもり。だからゆっくりになっちゃう。そこがまたいいのだ。2015/10/21

Takako Kanahashi

5
落語の語り口で文が書いてあるけれど、落語を聞いたことが無い人には、お囃子とか語り口調の味は、中々伝わりにくいだろうな~と。 思わず、語り口調を口にしている。 帰ったら落語でも聞きに行こうかと思う。2014/02/23

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